2021年07月20日

輪芯の切削2

輪芯を切削する映像を撮影してみました。
ピントを固定にしなかったため、切削物の取り替えの際にピントが外れてしまっているのはご容赦のほど。
また、前回のと合わせて100個削りましたので、切削の外径誤差のヒストグラムのグラフを作ってみました。


切削誤差ヒストグラム.png
100個切削した時の外径誤差のヒストグラムです。
15/1000〜17.5/1000mmの間が最も多くなっていて割と綺麗に分布しています。
10/1000mmあたりに頂点を持って行きたいのですが、現状のばらつきでは小さすぎるのができるため、このあたりが妥当なのかもしれません。
タグ:旋盤 輪軸 切削
posted by よしひろ at 21:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 輪軸

2021年07月18日

輪芯の切削

輪軸を製作するにあたり、輪芯の加工を始めました。
スポーク輪芯はロストワックスで作ってあるのですが、そのままでは精度不足のため、旋盤で加工します。
数が多いので外注で加工してもらいたいのですが、請けてくれるところが見つからず、自分で加工することにしました。
特に外径は、タイヤを圧入する関係上、基準となる寸法(タイヤの内径)よりも少し大きい必要があり、できるだけばらつきは少なくしておきたいという思いがあります。
実際に削ってみて、誤差はどうなるのか調べてみました。
輪芯.jpg左が加工前、右が加工後です。
軸穴は仮のもので、タイヤを圧入後に仕上げます。
切削誤差.png
外径の基準値との差です。
最小目盛0.001mmのデジタルマイクロメータで測定しています。
加工順に左から並んでいます。
50個加工していますが、徐々に直径が大きくなっているのが分かります。
線形近似では最初と最後で、7/1000mmほどのずれがあるようです。
もっと数を削るので、時々バイトの送りを補正しなければなりません。
ただ、私の旋盤では、送りの目盛が2/100毎にしか無く、細かな補正が結構難しいのが実情です。
一部を除けば外径のずれは、2/100mmに収まっているので、特に問題は無いと思っています。
posted by よしひろ at 19:57| Comment(1) | TrackBack(0) | 輪軸

2021年07月13日

国鉄色ハンドブック

先日、機芸出版社から「国鉄色ハンドブック」という本が発売されました。
国鉄で使用された色について国鉄色見本帳以外にも詳細に調査されており、貴重な資料になると思います。
ただ、色については、印刷のため、若干の違いがあることは懸念されます。
クラーケンさんから色見本帳(1963)をお借りすることができましたので、いくつかの色を比較したいと思います。
全般的に国鉄色ハンドブックの方が色が薄めに仕上がっているようです。
写真はデジタルカメラで撮影したもので、これの色再現性は疑わしいので、実際の色を見ていただくことをお勧めします。

ハンドブック.jpg国鉄色ハンドブックの表紙と1963国鉄車両関係色見本帳です。
ブドウ色2号.jpgぶどう色2号です。
印刷の網点が見えるのは仕方が無いですが、ハンドブックの方の色が少し薄いようです。
朱色3号.jpg
朱色3号です。
ハンドブックの方の赤みがちょっと強いでしょうか。
赤2号.jpg
赤2号です。
朱色1号.jpg
朱色1号です。
緑2号.jpg
緑2号です。
 青15号.jpg 青15号です。
 クリーム4号.jpg クリーム色4号です。
 黄緑6号.jpg
 黄緑6号です。
ちょっと緑が濃いような気がします。
 赤1号.jpg 赤1号です。
 ぶどう色輝度↑.jpg
「車両の色彩」という本もお借りしており、ぶどう色の色見本があったので比較してみました。
上が「国鉄色ハンドブック」、下が「車両の色彩」です。
黒っぽい色ですので、この写真ではかなり明るさを上げています。
どちらの色も「国鉄色ハンドブック」の方が少し明るいようです。
タグ: 塗装
posted by よしひろ at 14:23| Comment(5) | TrackBack(0) | 塗料

2021年06月28日

プラ(ABS)の接着

プラスチック(ABS)製の台車のブレーキがあり、組み立てる必要があります。
普段、プラスチックを接着することが少なく、化学が苦手なので、どのような接着剤が適当なのか分からず、いくつか試してみました。
ブレーキ.jpg

ブレーキ組み立て.jpg
金型の都合で、梁とブレーキは別部品となっており、接着する必要があります。
梁の凹部にブレーキの凸部を入れることで仮組みはできます。
接着剤は流し込みができるものが望ましいです。

接着剤成分感想
田宮流し込み.jpg
酢酸ブチル
アセトン
付属の刷毛が適度の大きさで塗りやすく、接着強度も問題ありませんでした。
今回試した中で最も扱いやすかったです。
 アクリサンデー.jpg二塩化メチレン
接着強度は申し分ありません。
付属の注入器に接着剤を入れて接着剤を流すのですが、今回の接着では一滴でも量が多く、流れすぎてしまうという問題がありました。
面相筆等を使用する必要があるのかもしれません。
 ロックタイトプラスチック.jpg
アクリル樹脂
酢酸ブチル
アセトン
成分としてはタミヤセメント(流し込みタイプ)にアクリル樹脂が追加されたようなものです。
ちょっと粘度が高く、流し込むのはきついかもしれません。
接着強度は問題ありませんでした。
 ロックタイト瞬間接着剤.jpgシアノアクリレート
かなり粘度の小さい瞬間接着剤です。
接着強度は問題ありませんが、瞬間接着剤の常で、接着剤が指に付くとくっついてしまうので、扱いが面倒です。
 mrhobbysp.jpg
メチルエチルケトン
アセトン
酢酸エチル
接着強度は特に問題なさそうです。
ただ、タミヤセメント(流し込みタイプ)速乾とほぼ同じ成分のようなのですが、タミヤは速乾タイプをABSの接着に使えると言っていないのが気になります。(速乾でない方は公式にABSも接着可とのこと)

インターネットを検索するとこの接着剤がABSに使えるとしているところが多いのですが、ABSに使うと割れることがあると言っているところもあるのが気になります。
 タミヤABS用.jpg
 酢酸ビニル共重合体樹脂
アセトン
メチルイソブチルケトン
酢酸n-ブチル
シクロヘキサノン
ABS用と称する接着剤ですが、接着強度は低く、簡単に外れました。
粘度も高く、流し込みができません。
今回の件では使い物になりませんでした。
 リモネン.jpgD-リモネン
試験する前から結果は分かっていましたが、ABSに対して全く接着できませんでした。
posted by よしひろ at 17:29| Comment(1) | TrackBack(0) | 接着

2021年06月09日

車輪の振れ2

客車用のスポーク輪軸を50本試作しました。
前回は組み立て途中の物を1本だけ測定してみましたが、完成品のサンプルを10本にして測定しました。
測定器の最小目盛は2μmですが、5μm単位で測定しています。
測定.jpg本来はピボットの先端で受けるのでしょうけど、都合により、軸の片側を旋盤のコレットでチャッキングし、反対側は芯押し台に付けたコレットにボールベアリングを取り付けてピボットの斜めの部分を押しています。

 面振れ(μm)芯振れ(μm)
 絶縁車輪導通車輪絶縁車輪導通車輪
平均24293935
最大40456050
最小5101010
芯振れの方が大きいのが意外でした。
今回は、輪芯をタイヤに圧入後、軸穴にリーマを通しただけなのですが、一旦旋盤のバイトで軸穴を旋削した後にリーマを通すべきかもしれません。
この程度の振れでは、脱線することはないと思いますが、もう少し精度を上げたいと思います。
タグ:測定 車輪 輪軸
posted by よしひろ at 16:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 輪軸

2021年06月02日

車輪の振れ

客車用の輪軸を試作中なのですが、どの程度の精度で組み立てられたか確認してみました。
比較として車輪メーカ製の車輪の振れ精度も測定してみました。
車輪メーカ製の車輪の面振れは20μm前後、車輪の芯振れも20μm程度でした。
今回試作の車輪の面振れは20μm強、車輪の芯振れは20μm程度でした。
車輪の芯振れに関しては、旋盤のチャックの振れも加わっているので実際にはもう少し小さいのかもしれません。
試作品の振れは10μm以下にしたいところなのですが、車輪メーカ品と大差がないので、まあ、これで良しとしたいと思います。
posted by よしひろ at 17:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 輪軸

2021年05月13日

Sergentカプラー2

Sergentカプラーを組み立てました。
sergentカプラー.jpg
Sergentカプラーに黒めっきを行った上で、組み立てた後、Accurailのカプラーポケットに組み込みました。
Sergentカプラーの組み立て治具は購入したのですが、全く使うことなく組み立てができました。
部品が細かいので、老眼の私には拡大鏡無しでは組み立てられません。
細かいバリが付いている物もあり、ちゃんと処理しておかないと連結・解放動作が不安定になります。
機関車用.jpg
 機関車用のSergentカプラーは、IMONカプラーの蒸機フロントビーム用カプラーポケットに入れました。
こちらも、黒めっきを行った後に組み立てています。
手前が解放、奥が連結時の状態です。
posted by よしひろ at 18:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 部品

2021年05月09日

黒ニッケルめっき

素人で扱えるめっき用品で黒ニッケルめっきを施してみました。
使用したのは、PROMEXのめっき装置とめっき工房の黒ニッケルめっき液です。
めっき工房の黒ニッケルは本来の使い方ではなく、ビーカにめっき液を入れて、PROMEXのめっき装置の電源でめっきしています。
写真の通り、めっき工房の黒ニッケルの方が濃い色にめっきされました。
黒めっき.jpg
タグ:めっき
posted by よしひろ at 21:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 部品

2021年05月07日

Sergentカプラー

しょうなんでんしゃのブログにSharon式自動連結器の話が出ていましたが、SergentEngineeringから発売されているSharon式の連結器を取り寄せてみました。
この連結器は、実物の連結器のように動作します。
中に組み込まれた鉄球が重力で降りることで、ナックルが固定され、連結器の上に磁石を置くと、鉄球が上がり、連結を解放できます。
この連結器は、既に特許は切れており、3Dのデータが公開され、自由に複製を作って販売することが許可されています。
しかしながら、新規に作るよりも、既製品を購入した方が楽なので、入手は面倒ですが購入してみました。
Sergentカプラー.jpg
手間はかかりましたが、何とか入手できました。
パッケージは以前とは変わりませんが、今回のものには組立説明書は入っていませんでした。
 sergentカプラー1.jpg
 基本的に未組立で、4つの部品から構成されています。
(写真では連結器本体の中に鉄球が入っています)
 Sergentカプラー2.jpg
組み立てた状態です。
専用のカプラーポケットは販売されておらず、この製品ですと、Accurailのカプラーポケット(Scale Size Draft Gear without Couplers)を使用するようになっていますが現在メーカ品切れです。
その他、Kadee #5で使用されているタイプのカプラーポケットが使用できるものもあります。
 Sergentカプラー3.jpg
 10年以上前に入手したSergentカプラー(Sharon式ではない)と繋いでみました。
以前のものは黒く染められていましたが、今回のものはダイキャストの肌そのままです。
タグ:連結器
posted by よしひろ at 15:31| Comment(1) | TrackBack(0) | 部品

2021年04月26日

ドリルチャック

ねじを切ろうとして、手動のドリルにタップを咥えて回したら、大きく振れていました。
チャック.jpgチャックを確認したところ、均等に締まっていません。
余っていたユキワのチャックに変えたら、振れはほとんど無くなりました。
手回しでも、ある程度精度の出るチャックを使わないとだめですね。
posted by よしひろ at 20:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 工具