2021年07月31日

客車の牽引負荷測定

クラブの運転会がありましたので、組み立て式レイアウトで客車10輛を牽引した時の負荷を測定しました。
  機関車と客車の間に牽引力測定車を連結し、測定値を無線で飛ばして負荷を測定しています。
 牽引負荷.png
負荷の測定結果です。
R1050の曲線を含む四角状の組立式レイアウトです。
レイアウトを設置している机の高さが一定で無いせいか、傾きがあるようで、2カ所の曲線の負荷が非常に大きくなっています。
3回測定しましたが、全て同様の傾向となりました。
posted by よしひろ at 23:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 輪軸

2021年07月20日

輪芯の切削2

輪芯を切削する映像を撮影してみました。
ピントを固定にしなかったため、切削物の取り替えの際にピントが外れてしまっているのはご容赦のほど。
また、前回のと合わせて100個削りましたので、切削の外径誤差のヒストグラムのグラフを作ってみました。


切削誤差ヒストグラム.png
100個切削した時の外径誤差のヒストグラムです。
15/1000〜17.5/1000mmの間が最も多くなっていて割と綺麗に分布しています。
10/1000mmあたりに頂点を持って行きたいのですが、現状のばらつきでは小さすぎるのができるため、このあたりが妥当なのかもしれません。
タグ:旋盤 輪軸 切削
posted by よしひろ at 21:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 輪軸

2021年07月18日

輪芯の切削

輪軸を製作するにあたり、輪芯の加工を始めました。
スポーク輪芯はロストワックスで作ってあるのですが、そのままでは精度不足のため、旋盤で加工します。
数が多いので外注で加工してもらいたいのですが、請けてくれるところが見つからず、自分で加工することにしました。
特に外径は、タイヤを圧入する関係上、基準となる寸法(タイヤの内径)よりも少し大きい必要があり、できるだけばらつきは少なくしておきたいという思いがあります。
実際に削ってみて、誤差はどうなるのか調べてみました。
輪芯.jpg左が加工前、右が加工後です。
軸穴は仮のもので、タイヤを圧入後に仕上げます。
切削誤差.png
外径の基準値との差です。
最小目盛0.001mmのデジタルマイクロメータで測定しています。
加工順に左から並んでいます。
50個加工していますが、徐々に直径が大きくなっているのが分かります。
線形近似では最初と最後で、7/1000mmほどのずれがあるようです。
もっと数を削るので、時々バイトの送りを補正しなければなりません。
ただ、私の旋盤では、送りの目盛が2/100毎にしか無く、細かな補正が結構難しいのが実情です。
一部を除けば外径のずれは、2/100mmに収まっているので、特に問題は無いと思っています。
posted by よしひろ at 19:57| Comment(1) | TrackBack(0) | 輪軸

2021年07月13日

国鉄色ハンドブック

先日、機芸出版社から「国鉄色ハンドブック」という本が発売されました。
国鉄で使用された色について国鉄色見本帳以外にも詳細に調査されており、貴重な資料になると思います。
ただ、色については、印刷のため、若干の違いがあることは懸念されます。
クラーケンさんから色見本帳(1963)をお借りすることができましたので、いくつかの色を比較したいと思います。
全般的に国鉄色ハンドブックの方が色が薄めに仕上がっているようです。
写真はデジタルカメラで撮影したもので、これの色再現性は疑わしいので、実際の色を見ていただくことをお勧めします。

ハンドブック.jpg国鉄色ハンドブックの表紙と1963国鉄車両関係色見本帳です。
ブドウ色2号.jpgぶどう色2号です。
印刷の網点が見えるのは仕方が無いですが、ハンドブックの方の色が少し薄いようです。
朱色3号.jpg
朱色3号です。
ハンドブックの方の赤みがちょっと強いでしょうか。
赤2号.jpg
赤2号です。
朱色1号.jpg
朱色1号です。
緑2号.jpg
緑2号です。
 青15号.jpg 青15号です。
 クリーム4号.jpg クリーム色4号です。
 黄緑6号.jpg
 黄緑6号です。
ちょっと緑が濃いような気がします。
 赤1号.jpg 赤1号です。
 ぶどう色輝度↑.jpg
「車両の色彩」という本もお借りしており、ぶどう色の色見本があったので比較してみました。
上が「国鉄色ハンドブック」、下が「車両の色彩」です。
黒っぽい色ですので、この写真ではかなり明るさを上げています。
どちらの色も「国鉄色ハンドブック」の方が少し明るいようです。
タグ: 塗装
posted by よしひろ at 14:23| Comment(5) | TrackBack(0) | 塗料