2021年10月06日

牽引負荷試験(輪軸違い)2

3種類の輪軸で牽引負荷がどうなるのか測定してみました。
この測定データが正しければ、
  • 従来の円錐踏面よりも円弧踏面の方が牽引負荷は少なくなる
  • ステンレスタイヤは必ずしも洋白タイヤよりも牽引負荷が少なくなるとは言えない
という結論になると思います。
R732曲線負荷_回数.png
各輪軸での牽引負荷測定データを開始からデータ1000個分(約10分)の平均をグラフにしてみたものです。
輪軸1(洋白円錐踏面)の負荷が最も大きく、次いで輪軸2(ステンレス円弧踏面)、輪軸3(洋白円弧踏面)の順となりました。

できるだけ同条件となるように整備した上で試験を行っているつもりですが、測定データのばらつきが結構あります。
できれば同時に数多く測定したいところですが、1軸分の測定に1時間、輪軸の取り替えや整備等準備に1時間半程度かかり、1日で3種類を1回だけ測定するのがやっとです。
(試験中に計測器の電池切れになり、最初の準備からやり直しというのも何度かありました)
そのため、各軸の測定を行った日は違っており、時刻、温度や湿度等試験環境も異なっています。
輪軸は測定が終わると、台車から取り外し→パーツクリーナで洗浄→踏面の拭き掃除を行い、試験前にはレールの拭き掃除を行っています。
ただ、最初の測定では踏面を拭いておらず、そのために負荷が大きかったのではないかと推定しています。(ステンレスタイヤだけは一度も線路に乗せたことの無い、完全な新品でした)
R732曲線負荷_時間.png
素のデータをそのままグラフ化すると見づらいので、牽引負荷試験の後ろ3回の各データ毎の平均をとって、その移動平均をグラフにしています。
各輪軸での牽引負荷および時間経過が分かると思います。
以前の試験では、ステンレス円弧踏面のタイヤで、長時間走行時の負荷増加が大きくなっていました。
今回の結果では、タイヤの材質によらず、円弧踏面の方が円錐踏面よりも長時間走行時の負荷増加が大きいという結果になりました。

なお、以前の試験と同様、何れの輪軸もフランジがレールに当たっている痕跡はありませんでした。

posted by よしひろ at 16:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 輪軸