10番分岐器を製作中です。
10年以上前に作り始めて、ずっと放置していたのですがようやく再開です。
分岐器部分の写真です。 稲葉さんの1/87の50PSレールを使用しています。 レールの高さは約1.68mm、底面幅は約1.44mmです。 高さは70番レールより少し低く、底面幅は55番レールとほぼ同じです。 この分岐器の番手は10番で、枕木の並びは日本の分岐器に準じています。 ハンドレイ(ハンドスパイク併用)により線路を作製しています。 半田付けのフラックスは、水洗いを避けるため、りん酸を薄めたものを使用しています。 | |
分岐器の製作を放置していたのは、先端軌条(トングレール)をどうやって作るか迷っていたことが大きな理由です。 市販の分岐器ですと、基本レールの先端軌条と重なる部分はレールの底面を削りレール側面を平面にして、基本レールと先端軌条が平面で接するように作られています。 実物は、基本レールはレールそのままの形状で、先端軌条はそれに重なり合うような形状となっています。 先端軌条をなるべく、その形状に近づけるように作製しました。 先端軌条のレールは、フライスで大まかな形状に加工し、その後、鑢で修正しています。 ただ、使用したレールの寸法の都合上、実物通りにはできず、基本レールの底部は薄くしてあります。 本分岐器は実用目的のため、先端軌条に付く連結板は強度確保のため大きめに作製しています。 | |