2022年01月30日

工作本

「続蒸機を作ろう」という本が発刊されました。
2019年に発刊された「蒸機を作ろう」の続編です
一般の書店での取扱はないようですが、ModelsIMONやエコーモデルで購入できるようです。
工作本.jpg主に1/80前後の鉄道車輛模型の工作技法や、駆動装置の原理、作り方等について記載されています。
工作をされる方には役に立つ本だと思います。
(私は、一応KKCの会員ですが、この本には全く関わっておりません。)
posted by よしひろ at 16:41| Comment(0) | TrackBack(0) |

2022年01月22日

牽引試験

一応、平坦地なら計算上は今回作製したC53で客車を40輛以上牽引できることになっています。
残念ながら牽引して走らせられる客車をそんなに持っていませんので、とりあえず、30輛集めて走らせてみました。
 
先頭から5輛は、クマタ製のオハ31系客車です。
これの台車はプレーン軸受ですので牽引負荷はピボットの3〜4倍程度はあるはずです。
その次は、モデルワーゲン製のキットを使用した丸屋根客車8輛です。
後は、牽引負荷試験に使用してきた二重屋根客車とそれに類する客車です。
作りかけが多いですが、とりあえず、30輛編成となっています。

レイアウトを敷いている畳が傾いているため、
映像の前半の直線部分は0.5〜0.8%の下り勾配
鋼板の直線部分は0.5〜0.8%の上り勾配になっています。
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2022年01月18日

片渡り線路

私の組み立て式レイアウトには11番の片渡りと両渡りの線路があります。
片渡りの方は以前から調子が悪く、渡り側に分岐した時に電気が流れないという問題がありました。
配線を調べても特に問題は無いのですが、トングレールに電流が流れません。
トングレールの左右は半田付けで電気的に導通していますし、トングレールはリードレールに繋がっており、リードレールには問題なく電気が来ています。
進行方向が渡り側の左向きの時に右トングレールに電流が流れないのですが、進行方向が直線の時は、左トングレールには問題なく電流が流れています。
右か左のトングレールのいずれかがリードレールと電気的に繋がっていれば何れのトングレールにも電流が流れるはずなのですが、どうもそうでは無さそうでした。
全然記憶から消えていたのですが、問題のある分岐器は25年前に作ったものではなく、稲葉さんの50PSレールの模型を使って一部を作り直していました。(反対側の分岐器と比べてちょっとまともな形になっています)
結局、根本原因は分からないまま、右トングレールと右リードレールが接触する部分を磨き、右トングレールと右基本レールの接触する部分を磨き、右トングレールの頭を磨きました。
とりあえず、これで直りましたので、OKとしておきました。
 
問題のある片渡りが直りましたので、列車を走らせてみました。
問題のあった分岐器は、映像の左側のものです。

posted by よしひろ at 21:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 線路

勾配区間での牽引試験3

約2%の勾配では客車10輛は問題なく牽引できることが分かりましたので、勾配を4%にして試してみました。
 
勾配4%となるとスピードが落ちますが、特に問題なく牽引できるようです。
下り勾配に入ると、スピードが非常に速くなります。
 客車牽引負荷4%.png
牽引負荷を測定しました。
牽引力測定車を連結していない時は登り勾配で機関車がスリップすることはありませんでした。
測定用に連結した牽引力測定車の負荷が非常に大きく、登り勾配区間ではかなりスリップしていました。
数値的には、約4.2%の勾配分の負荷が増えています。
勾配が大きくなった分、下り勾配での客車が機関車を押す力もかなり強くなっています。
posted by よしひろ at 18:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 線路

2022年01月17日

勾配区間での牽引試験2

勾配区間がある場合の牽引負荷を測定しました。
客車牽引負荷.png
客車の牽引負荷の測定結果です。
10輛牽引時は、勾配を付けた時と無い場合の両方を測定しています。
約2.2%勾配に設定した区間が約1.7mでその後は約1%の勾配となっています。
列車は2.2%勾配区間より長いため、牽引負荷のデータでは約2%相当の勾配として現れています。
下り勾配は列車が機関車を押すことになっているため、マイナスの牽引負荷として現れています。
レイアウトを敷いている畳が一部傾いているため、勾配のないはずの区間でも下り坂が見られます。
レイアウトの2.2%勾配の設定有無では勾配部分のみが牽引負荷の違いとして現れています。(勾配の有無はそれぞれ別の日に測定しましたが、勾配以外は、ほぼ同じデータとなっており、再現性があるようです。)
18輛のデータは、追加したモデルワーゲン製の客車輪軸の回転が良くないようで、下り坂でも牽引負荷が発生しています。
貨車牽引負荷.png
大半が二軸貨車で、少しだけボギー車が混ざっています。
モデルワム、PEMP、モデルワーゲン、乗工社、ModelsIMON、むさしの製の貨車です。
輪軸の回転が良くなるように加工してありますが、下り勾配で機関車を押すほど回転は良くないようです。
牽引する機関車はD51蒸気機関車ですがC53よりも牽引力は小さめで、4周目でスリップして進まなくなってしまいました。
 
客車18輛を牽引した時の牽引負荷測定の様子です。
勾配で負荷が大きくなり、列車速度がかなり遅くなっているのが分かります。
牽引力測定車の輪軸にはボールベアリングを入れてありますが、自重が機関車以上に重いため、かなりの負荷があるようです。
  
貨車36輛を牽引した時の牽引負荷測定の様子です。
勾配で負荷が大きくなり、ほとんど止まりそうな列車速度になっているのが分かります。
posted by よしひろ at 15:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 線路

2022年01月16日

勾配区間での牽引試験

組み立て式レイアウトの一部のモジュールの下を持ち上げ、勾配を付けて、牽引負荷の試験を行いました。
勾配.jpg
曲線部分と直線部分を持ち上げ、約2.2%になりました。
ただ、モジュール自体に歪みがあるようで、場所によっては2.5%位あったりします。
このモジュールの右側は、下り勾配に繋がるため、勾配を緩くし、約1%としています。
長い編成の場合、2つのモジュールよりも長くなるため、編成全体が2.2%勾配に入り切りません。
また、畳の上にレイアウトを敷いていますが、結構傾きがあり、このモジュールの反対側の直線は約1%の勾配ができていました。
 
超特急燕編成を意識した10輛編成です。
この程度ですと、楽々と牽引できます。
  
上の編成にモデルワーゲン製をベースに作成した客車8輛と二重屋根客車2輛を追加し20輛としました。
モデルワーゲン製のはほとんどメンテナンスをしておらず、結構負荷は大きいです。
モデルワーゲンの客車(正確にはモリタの台車)は輪軸が非常に軽く回るという認識でした。
輪軸の回転負荷について検討をしていくうちに、モリタの台車はすごく回転が良いわけでもないように思えてきました。
 
大半が二軸貨車で、少しだけボギー車が混ざっています。
モデルワム、PEMP、モデルワーゲン、乗工社、ModelsIMON、むさしの製の貨車です。
モデルワムやPEMPのものに関しては輪軸の回転が良くなるように加工してあります。(元が悪すぎる)
牽引する機関車はD51蒸気機関車で、客車の牽引に使用したC53よりも軽いため、牽引力は小さめです。
posted by よしひろ at 21:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 線路

組み立て式レイアウト

先日作製した10番分岐器のモジュールの試験を兼ねて十数年ぶりに自宅で組み立て式レイアウトを広げました。
このレイアウトは2室を使うのですが、数年前の大阪の地震で、家が歪み襖が開かなくなっていました。
ジャッキで梁を上げ、襖の通る溝を鉋で深くして襖が動くようにし、線路の入る場所を確保しました。
 
10番分岐器通過の様子です。
分岐器の先がR1000曲線です。
曲線に比べると分岐器はかなり緩いのが分かります。
 
 組み立て式レイアウトでC59の牽引する客車列車を走らせ、機関車を受から追いかけて撮影しました。
カメラは手持ちでの撮影なので、ちょっと酔いそうな映像になってしまいました。
畳の部屋に置いている関係からか、ちょっと傾きがあるようで、場所により列車の速度に変化が見られます。
レールの継ぎ目の音が割とはっきり聞こえます。

posted by よしひろ at 12:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 線路

2022年01月05日

IMON #80レール

昨日、所属クラブのzoomミーティングがあって、井門義博さんからIMONシステムトラックの80番レールについてお話を聞けたので、従来の70番レールと比較してみました。
IMONレール.png
井門さんのお話によると
・全体を細くした。
・レールの頭部を0.2mm細くし、肩Rを大きくして、レールを磨いた時に細く見えるようにした。
・77番位で作るつもりであったが80番でできてしまった。
とのことでした。
実際のところは、レール断面は左記の写真の通りで、
・頭部を含め、全体に細くなっている。(底部も細くなっている)
・頭部の肩Rは従来とあまり変わらない。
肩Rが大きくなって、車輪のフィレットよりも大きくなっていないか懸念していたのですが、問題はなさそうです。
(車輪のフィレットよりもレールの肩Rが大きくなると、車輪の踏面とフランジの2点でレールと接触することになり、車輪を回す負荷が大きくなります)
レールの頭が0.1mm以上細くなっているので、線路にした時のゲージは若干広くなっているのでしょうね。
タグ:レール
posted by よしひろ at 11:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 線路

2022年01月01日

連結器の大きさ

あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。

所属クラブに昨日からのzoomによる年越し運転会にて連結器の大きさについて話題になっていました。
先日よりKadee#705の改造を行っていますが、市販の連結器は日本の連結器の縮尺の大きさに合っているのか確認してみました。
連結器大きさs.jpg柴田式連結器(AB5122)の図面を1/87にしたものと、模型の連結器の写真と重ね合わせて寸法を見てみました。
柴田式連結器の1/87と寸法が一番近いのは、SergentのSharon式連結器でした。
IMONカプラーは1/87よりも若干大きいようで、1/80としては少し小さいようです。
Kadeeの "Scale" Metal Couplerは日本の柴田式の1/87よりもかなり大きいです。
Sergentの連結器もアメリカの連結器の模型ですが、Kadeeのはそれよりもかなり大きく作られていて、実用優先なのでしょうか。
Kadee#5は、古いものなので、かなり大きいです。
一方、最近本線用として改造を行っているKadee705は、本線用としては少々小さいみたいです。
タグ:カプラー
posted by よしひろ at 20:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 連結器