2023年03月31日

新京阪P6(4)

新京阪P6の車体に色を塗りました。
前に書いたとおり、P6の色がよく分からないので、車体はマッハ調色塗料の阪急色、屋根は鉛丹色に少し黒を混ぜたものを使用しました。
シンナーは結局、日本ペイントの2500 ラッカーシンナーというのを使用しました。
成分は、SDS(安全データシート)を取り寄せたところ、トルエンが63%、メチルイソブチルケトン5%、酢酸エチル10〜15%、他という強力そうなものです。
P6塗装.jpg
手前がフイ、奥がデイです。
屋根端の継ぎ目が見えてしまっていますね。
屋根は全鋼製のデイは艶があるような感じ、半鋼製のフイはざらざらにしたく塗料の吹き方を変えてみたのですが、効果があったのかどうかはよく分かりません。
ベンチレータの穴が各8個開いていたのですが、取付けていくと付属のベンチレータが14個だったので、穴よりも少ないことが判明しました。
レイルロードの阪急P-6 Vol.1の本を見ると、デイが8個、フイが6個のようなのですが、最初に確認した図が7個だったので、どちらも途中の1個の穴を埋めてしまいました。
塗装後の加工でしたので埋めたところがよく分かってしまいます。
なお、写真撮影後に、フイに付けてあったベンチレータ1個をデイに移しました。
タグ:電車 塗装
posted by よしひろ at 13:09| Comment(1) | TrackBack(0) | 電車

2023年03月25日

新京阪P6(3)

10年以上ぶりに車輛の塗装を行っています。
元々塗装は苦手で、本当に久しぶりですので、うまくいかないことがありました。
P6の車体色がよく分からないので、マッハ調色塗料の阪急色を使用しました。
下塗りは、ニッペのパワーバインドを使用しました。
以前にJAMのクリニックでPINE CONE PRODUCTSの松川さんがパワーバインドを使われているとのことでしたので、使ってみました。
塗装1.jpg
最初に塗ったら、塗料をはじくのか、塗料が乗らない箇所が発生しました。
塗り重ねてもこの部分には塗料が乗りません。
この塗装に前に下回りもマッハの調色塗料を同じシンナーで薄めて塗装したのですが、この時は特に問題はなさそうでした。
塗装2.jpg
 シンナーを変えてみたら、塗料が乗るようになりました。
ただ、細かいブツブツができていしまいました。
なお、写真では色が変っているように見えますが、実際は同じ色です。
シンナー1.jpg
最初に使用したシンナーがこれです。
このシンナーはラッカー系塗料のうすめ液ということになっています。
ラッカー系塗料というのは品名が合成樹脂塗料のことで、ニトロセルロースラッカーではないようです。
マッハの塗料はニトロセルソースラッカーなので、混ぜて使うのは問題があるのでしょうか。
このシンナーは成分が書かれていないのですが、塗料自体はこのシンナーで溶けたようには見えました。
 シンナー2.jpg塗装がうまくいかないのでラッカー用シンナーに変えてみたところ、塗料がはじかれるようなことは無くなりました。
タグ:電車 塗装
posted by よしひろ at 14:20| Comment(11) | TrackBack(0) | 電車

2023年03月01日

新京阪P6(2)

新京阪P6の組立がほぼ終わりましたので、車輛の形にしてみました。
フイ.jpg
付随車のデロ500です。
キットは奇数車仕様だったのですが、都合により偶数車仕様に変更しました。
台車は黒ニッケルめっきを施してあります。
 
この電車の軸受けはプレーン軸受けのため、客車等のピボット軸受けと比べると負荷が大きくなります。
そこで、負荷を測定してみました。
測定法は、直線の線路の勾配を徐々に上げていき、走り始めた時の勾配を求めています。
使用している勾配計の表示が、約0.08%単位(0.05°)なのであまり細かくは測定できませんが、約1.6%で走り出しました。
ピボットなら1%を切る事ができるので、プレーンはやはり負荷が大きいです。

  • 「測定」について
このblogでは、「測定」とは、JIS Z8103の定義である、
測定(measurement)
 ある量をそれと同じ種類の量の測定単位と比較して,その量の値を実験的に得るプロセス。
に準じているつもりです。

某blogにおいて、測定の専門家が「測定」とはいかなるものかを詳細に説明していただいていますが、本blogにおける「測定」は、それには準拠していません。
タグ:電車 勾配 軸受
posted by よしひろ at 17:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 電車