「HO」の呼称について本blogに書きましたが、他の情報に埋もれてしまう可能性があるため、私のWWWのページに転記しました。
2024年03月31日
2024年03月30日
踏面形状
モデルアイコンさんで、負荷の少ない輪軸を作られたとのことで興味がありました。
在庫が1式だけ残っているとのことで購入させていただきました。
踏面形状に工夫があるようでしたので、比較のため他の車輪と並べて撮影しました。
モデルアイコンさんの車輪はLow-Dのようにフィレット半径を大きくしたものかと思っていましたが、現物を見ると曲線というよりも斜めの直線のような感じのフィレットになっています。
フランジの角度はかなり緩く設定されているようです。
他の車輪と比べてフランジが高いですが、これは16.5mmゲージ用の一般的なフランジ高さと同程度です。
他の車輪は、13mmゲージ、12mmゲージ用で、16.5mmゲージ用よりもフランジが低くなっています。
スパイクモデルの車輪は古いもので、評判の良くなかったフィレットの大きなものです。
フランジ先端近くまでフィレットの曲線があるのと、フィレットの面が筋状にが凹凸があるのが評判を悪くした原因でしょうか。
その反動からか、現在のJM規格の車輪のフィレットは0.17mmと小さく設定されています。
円弧踏面は私ので、フィレット自体はそれほど大きくありませんが、踏面のフィレットに近いあたりで円弧状に曲げてあります。
Kadee Twin Rail Spiker
2024年03月27日
「HO」の呼称について
1/80 16.5mmを「HO」と呼ぶか否かで論争になることがしばしばありました。
実際のところ、「HO」とはどういう意味を持つのか、過去の経過を年表にしてみました。
データとして間違い、不足等がありましたらご指摘をお願いします。
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※アルファベットのOと表記される場合と数字の0と表記される場合があるが、明確でない場合はアルファベットのOで表記
※模型軌間(ゲージ)は5/8"(約16mm)か16.5mmのどちらかが不明確な事例がある。1950年代以降は16.5mmと思われる。
参考文献
- The history of OO gauge
- Rivarossi 過去カタログ
- 1937 – 1:90 – Handbuch des TRIX-Eisenbahnbetriebs etc.
- THE MODEL RAILWAY NEWS SEPT 1927 Vol.3. No.33.
- ModelRailroader 1935年5月号
- ModelRailroader 1937年2月号
- 「科学と模型」昭和16年8月号 模型鐵道標準軌間
- 「科学と模型」昭和17年1月号 十六番ゲージ日本標準規格に就て
- 鉄道模型趣味1976年6,7,9月号
- 鉄道模型趣味1983年10月号
- Wikipedia
2024/4/5 修正