ボールベアリングの振れを確認してみました。
小さなボールベアリングの振れを正確に測定できる測定設備がありませんので、簡易的な確認です。
外径3mm、内径1mmのボールベアリングに直径1mmのドリルロッドを挿し、直径2mmのパイプでボールベアリングの両側から旋盤で押えて内輪を固定しています。
ピックテスタをボールベアリングの外輪に当てて指でボールベアリングの外輪を回してどれ位ピックテスタの指針が振れるかの確認をしました。
日本のNSK製のものは指を振れている時は多少指針が動きますが、離した時にはほぼ1目盛内に収まります。
一方中国製のものは指を振れた時の指針の動きも大きいですし、離した時も数目盛のずれが確認されます。
このピックテスタの1目盛は2μmなので中国製のは10μm近い振れがあるのかもしれません。
所詮、指で外輪を回しているので測定としては疑問がありますが、簡易的な確認ということでお許し願いします。
明らかに日本のNSK製よりも中国製のは振れで劣っていると思いますが、実際のところ、鉄道模型に使用する程度では10μm程度の振れは実用上の問題はないかもしれません。
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