ギアボックス本体はエッチングの板を組み立てた物ですが、0.4mm厚の洋白板2枚重ねとしているので、強度が足りないということは無いと思います。
ウォームギアの両端は、フランジ付のボールベアリングで受けています。
ウォームギアの場合、ウォームギアの軸(スラスト)方向および垂直方向に力がかかりますので、スラストベアリングも併用すべきという意見もあるかもしれません。
しかし、スラストベアリングの小さな物は製造されていませんし、通常のボールベアリングでもスラスト方向の力を受けることができますので、今回は2個のボールベアリングだけとしています。
真鍮製のジョイントの根元にばねが見えますが、これは、ボールベアリングの与圧ばねです。
ボールベアリングにはわずかな隙間がありますが、与圧を加えることで、その隙間が無くなり、軸受の剛性が上がり、回転軸の振れ精度向上や振動や騒音の低減が図れます。
動輪の軸の入る部分が出っ張っていますが、ここが、四角の動輪の軸受に塡り、ギアボックスが回転しないようにしています。
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