2016年04月23日

付随車用輪軸の踏面形状


輪軸.JPG踏面.png
付随車用輪軸の踏面形状の検討をしています。
牽引力のテストをしていて、円弧状踏面を作ったのですが、付随車の踏面にも使えるのではないかと考えました。
写真の上側の輪軸が今回のもの。下側は、日光モデルで作ってもらったものです。
図面の通り、踏面は円弧なので、レールがフランジ側に近づくにつれ急激に車輪径が大きくなります。
フィレットは、NMRA RP25 #79 に近い径です。
フランジは、レールの横ずれにできるだけ対応できるように頂点を輪軸中央寄りにしてあります。
車軸のピボットは、先端ができるだけ尖るように後加工してあります。
車軸、タイヤはステンレス(SUS303Cuの黒染)とし、摩擦係数を下げようという目論見です。(日光のはタイヤは真鍮、車軸は鉄です)
この輪軸をとりあえず数十輛分ほど作って、走行テストしようと思っています。
はたして目論見通りになりますでしょうか。
タグ:輪軸 踏面
posted by よしひろ at 23:58| Comment(4) | TrackBack(0) | 部品
この記事へのコメント
ついに、研究成果の発表がはじまりましたね。
週末の運転会で、見ることができるのでしょうか?

そういえば、過去の文献をいろいろ調べているのです
が、やっぱりフランジの R を表と裏と一緒にするよう
になった由来が見つかりませんね...
Posted by 稲葉 清高 at 2016年04月25日 08:57
試作の輪軸は持って行くつもりですが、それを使う車輛は現在製作の途中(計画に近い)です。
どなたか、この輪軸を使える車輛を持ってこられたら試してみたいです。
Posted by 森井 義博 at 2016年04月26日 01:02
運転会へのご参加ありがとうございました。
手で転がしてのテストで行われていましたが、作者の評価はいかがなものでしょうか。
森井台車を取り付けた客車が何両かあったので、テストで取り替えてみたら良かったですね。次の機会は8月か9月?

Posted by ヤマ at 2016年05月03日 17:09
台車や客車の設計者自身が走る車輛をほとんど持っていないのもちょっと問題なのですが、今回の試験としては、まずまずだったと思います。
最終的には、編成にして機関車に牽引させて、元の輪軸との比較試験をしたいと思っています。
そのためには、まず、この輪軸を客車の数分を作る必要があります。
Posted by 森井 義博 at 2016年05月03日 20:42
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/175021753

この記事へのトラックバック