2020年03月29日

C53動輪回転

C53の動輪にサイドロッドを取り付け、モータで回るようにしたので、回転のテストです。
ギアボックスが揺れ、主台枠も揺れていること、ユニバーサルジョイントで音が出ているのが気になりますが、まあ、こんなものでしょうか。
12Vでの動輪の回転数は約320rpmでした。走行速度では約105km/hに相当します。
列車を牽いた時などは負荷で速度が落ちますので、もう少し高速回転のモータにする必要があるかもしれません。
ギアボックスでウォームギアに付けてあるのはISC(NSKマイクロプレシジョン株式会社)製のボールベアリングです。
ISCベアリング.jpg
ISC製ボールベアリングの箱です。
MADE IN JAPANと書いてあります。
個人的な趣味で、NSK(日本精工)製のが欲しいのですが、NSK製と書かれていてもミニチュアベアリングはISC製のが納入されたりします。
NMBベアリング.jpg
NMB(ミネベアミツミ株式会社)製ボールベアリングの入れ物です。
かなり古いものですが、MADE IN THAILANDと記載されています。
NMBボールベアリングの工場は日本では軽井沢工場があるのですが、ここはマザー工場として開発や製造支援を行っており、量産はタイの工場で行われているようです。
dda40x氏のblogに「ボールベアリングはNMB製である。さすが日本製の高級品で十分性能を保っている。」と記載されていたので、NMBのは日本製では無く、ボールベアリングには高級といった級は無く、並級、精密級(P5等)がある旨のコメントをしたら、お気に召さなかったようで、日本製のボールベアリングというのを書かれました。
世の中は広い知らない世界もあるのだ。」ということですが、私はボールベアリングの専門家ではなく、当たり前のことを書いただけです。知らないことは無限に存在する事を認識しています。
そして、dda40x氏が使用されているボールベアリングは、軍需用の装置の部品で、交換して廃棄されたNMB製の高級品だそうです。
軍需用なので仕様は分かりませんが、おそらく特注なので、かなり価格は高いと思います。
ゴミ扱いの物を選別されて使用されているそうです。
私がモータの設計をしていた頃は、精密級のボールベアリングは床に落としただけで精度が担保できないので廃棄でした。
私には、廃棄されたボールベアリングを選別できる能力はありません。
いくら、軍需用とは言え、廃棄された物はそれなりに劣化しているはずなのですが、鉄道模型ごときの用途にはそれでも充分なのかもしれません。
また、この軍需用装置に使用されていたボールベアリングが日本製であるということは、どうやって分かったのか不思議です。

付け加えるなら、日本製であろうが、タイ製であろうが、製造工程や検査がしっかりしていれば品質には何ら差が無いと思います。
昔は、MADE IN JAPANと言えば、安かろう悪かろうの代名詞でしたし。


タグ:モータ 動輪
posted by よしひろ at 00:33| Comment(11) | TrackBack(0) | 蒸気機関車製作
この記事へのコメント
森井さま。
特注と云うのは、必ずしも特別な性能誇っているとは限らないと思いますよ。
例えば。
業務用の特別な洗浄機でも、アメ○カ製等 すぐ壊れますし。ホテル特注等。2000万位するようですが?
調理で使うステンレス運搬車等、小さな物でも滑車がいい特注になると。日本製は100万位するそうですね。
まあ 破棄にされた物喜んで使うってのも、どうなんでしょうね?
Posted by ロンメル君 at 2020年03月29日 05:55
森井様へ
以前に動輪の質問に関してお答えいただき有難う御座いました。

ベアリングのお話、あちらのブログで拝読しました。森井さんの解釈は間違っていないと思います。軍需物のお話はイレギュラーなことですから引き合いに出されても100%あちらが期待するような御進言が出来ないのが普通です。お相手は万能の論理を絡めた批判法のようですが、あちらも万能の論理に陥いっていることは気付いておられるのでしょうか、悪くはいえませんが、頭脳明晰な方であることはブログ文章で把握はできるのですが…。
Posted by ひでやん at 2020年06月14日 13:24
森井様、初めまして。C53なかなかですね。結構スムーズに見えますが。ジョイントの音は位相が正しいでしょうか。さて、日本製NMBボールベアリングについてですが、現物を見せてもらいました。ちゃんとNMB−Made in Japan と印刷された袋に入っており未開封状態でありましたので報告いたします。日本製などないとおかしなことをおっしゃっておられますがその証拠は、何処にあり又その根拠はどこからでしょうか。何の根拠もなく否定されるのはおやめになられた方が良いでしょう。刑法の風説の流布というのに引っかかりますから。もう一つ気になるのはddax氏のブログ削除されてしまった文章をここに記載されているのは著作権法に触れます。公開されていない文章の引用してはいけないのですが。ともあれ共に鉄道模型道を歩む者として注意深く考えお互い切磋琢磨して素晴らしいこの道を歩んで行こうではありませんか。
Posted by ぱのらまカー at 2020年06月23日 21:07
ぱのらまカー様
ご指摘ありがとうございます。
すみません、「ジョイントの音は位相が正しいでしょうか。」の意味が分かりません。
ただ、双方のジョイントは同位相です。

NMBのボールベアリングは、NMBのサイトに「全体の生産量の約99%をタイ、中国、シンガポール、米国に展開する海外工場で生産しています」と書かれています。なので、1%は日本製かもしれませんが、日本の軽井沢工場/松井田工場は、海外の量産工場のマザー工場ということなので、よほど特殊なものでない限り日本製ではないと判断しました。
鉄道模型において一般的に軍需用の部品を使用することはなく、dda40x氏が軍需品のものを使用されているとは知りませんでしたのでそのようなコメントをしました。
軍需用のボールベアリングが日本製ではないとは言っていないはずです。
私が間違いであれば、dda40x氏ご本人が証拠を示せば済む話と思います。

刑法の風説の流布の話ですが、私が書いたことで、dda40x氏がいかほどの信用の毀損を受けたのでしょうか。

dda40x氏のblogは公開されていた文章の一部を引用しただけであり、かつ、dda40x氏のblogの文章であることが分かるようにしてあるので著作権侵害とは考えていません。

私は、著作権法や、刑法(信用毀損罪・業務妨害罪)について詳しくはないので、間違いがあればご指摘ください。
Posted by 森井義博 at 2020年06月23日 22:57
ぱのらまカー様
 
 はじめて質問させていただきます。例のブログ読んだことがあります。あなたが日本製NMBベアリングもあるということがわかったのは、たまたま実物を確認できたからですよね。
 軍需用の製品をそもそも一般人が入手できる確立は低く、私たちの眼に触れず、情報も入ってこないのが普通なだから森井さんのご職業の立場からも、その程度の生産量の特殊ベアリングが日本製かどうかがわからないのが普通だし、無いといううのが当然でしょう。逆に有りますと答えた場合、防衛機密の漏洩に関わらないのですか?
 そもそも一般人が不良品とはいえ、あのような方法で入手できることに問題はないのですか。
 
Posted by 京橋天満 at 2020年07月03日 13:42
ベアリングに関して

dda40xさんの直近のブログで再度話題にになっていますね。まず、あちらの著作権の考えに間違いがあります。森井さんが一部引用した部分の文章はその時すでにあちらで公表されていたものですから差し支えはありません。
 また引用した他人の文章の分量が多すぎると、著作権侵害にあたるかも知れないとのことです。
 顛末を説明する必要がある以上一部を引用することはまったく差し支えないようです。(そもそもあちらのブログにこの部分に関して転載の禁止が明記されていない)それから著作権法でいうところの引用はそもそも無断、無許諾なものなので、無断引用という言葉自体がおかしいです。わざわざ引用しますとか言わなくていいということです。著作権には利用できる条件がいくつかあり、その条件からひとつでも外れた場合に、お咎めがありますよとの解釈になります。
 以上文化庁の窓口に聞きました。
Posted by 大車輪 at 2020年08月26日 11:40
大車輪様
ご確認ありがとうございます。
dda40x氏は、日本の著作権法ではなく、ベルヌ条約で話を書かれているようです。
さらに、「再現して」と書かれていますが、当該blogで表示された文章をそのままコピー・ペーストして引用しています。

ミネベアのボールベアリングについて、私の書き方に問題がありましたので、ここで訂正しておきます。
・前記の通り、現状、ミネベアは、99%をタイ等の海外工場で生産しているようですので、1%は日本製と思われます。ただ、一般の流通で日本製品を入手するのは難しいと思われます。
・1982年にタイ工場が稼働開始ですので、それ以前は日本製のはずです。タイ工場が稼働してからも、全面移管できるまでの間は日本でも量産されていたと考えられますので、1980年代前半以前はミネベアの日本製の入手が容易だったと思われます。1980年代のミネベア製が他社製と比べて品質が優れていたかどうかは存じません。
Posted by 森井義博 at 2020年08月26日 15:21
ベアリングに関して2

森井さんが記された過去の日本製品が安かろう悪かろうの一文はベアリングに限らずに、一般論としておっしゃったのは文脈から容易に想像できます。

また、dda40x氏の一文、供給元の安定と確保、開発評価をするために国内製造できるという前提があることは納得できます。
 しかし、論点はそこではなく、一般的な工業分野の人たちに広く存在自体が認知されていたのか否かといううことが有耶無耶(氏のブログに記されていない)なのに、世界には知らないこと云々と述べるのは違和感があります。
「世界には自分が知らないこと...」 という発想は、自分から能動的に得ることだけでなく、知らしてくれる、知らされる、想わせる、手に取らされるなどの受動的なことが起こりうる環境があるかどうかということに左右されるとおもうのです。
 廃棄ベアリングに関しては、廃棄したいきさつがわからないので、身近な範囲のできごとや常識的な可能性で森井さんが文章化するのは当然です。

あちらの文章は記録映画に登場する全共闘のアジテータみたいですね。
Posted by 大車輪 at 2020年08月26日 23:26
多少の法律知識がある者 様

dda40X氏の文章が消されてから森井氏のブログが書かれたと思われているようですが、はっきりいって間違いです。私は貼り付けられたリンクに3回以上確認のためにアクセスしました。その後、突然抹消されたのです。

間違ったことを言ってはいけないです。

事実を捻じ曲げると著作権に抵触するかもしれません。

Posted by ブレーメン号 at 2020年08月27日 02:30
ベルヌ条約も含めて確認しました。

dda40x氏のブログを閲覧された方もいらっしゃるようですし、氏のコメ欄で投稿してもまともに
表記されるかわからないのでこちらで述べさせていただきます。

ベルヌ条約のお話がでていましたが、文化庁の窓口にお聞きしました。
 
活用例としては外国人が絡んだ海賊品製造販売などで、お互いの国が法律をその部分に焦点をあてて整備をし、国際的に取り締まり続けるなど二国間で政治活動に近いやり取りが必要な場合に持ち出される話なので、

ここでのやり取りの問題は日本人同士だから「国内法が最大公約数的に適用されます」とのことです。
 
 公衆送信権が絡むので、許諾が必要になることがありますが、今回の例では説明の際に一部引用しただけですし、アップされた直後に文章は消されてこの世に存在せず、既にアクセスできないのですから、相手側が実害を被る恐れがないのでこちらのやり方に問題はないでしょうとのことです。
                                            
Posted by 大車輪 at 2020年08月27日 23:09
掲示板ウォッチャー 様

 こちらで申し上げているように、著作権法に詳しい公の専門家にお聞きしたしているので、間違いはありません。

今回の問題は日本人による日本国内の個人のブログ同士間のお話です。「条約は国内の上位法」云々は範囲を広げすぎでベルヌ条約はまったく関係がないと担当者が笑っていました。

あなたが仰っていることははっきり言って間違いです。
以前2019年6月のあちらのブログにて ゲージ論が話題になったときにオーストラリアの模型店の英語解説文をそのまま投稿しましたが、解説文に対する紹介を冒頭で述べただけで論破したこともないですし、勝負などしていません。私自身はゲージ論に関する考え方は身内がヨーロッパ型HOを収集していた関係でゲージとスケールは不一致で呼称もそれらを考慮したものであろうことは小学生のころから知っています。
 こちらのブログを訪れるのは、ゲージ論云々以上に技術的なことに興味があります。森井さんが納得されて模型を製作されていて、その仕上がりも純粋にすばらしいと思うだけです。
 ブログのやり取りに疑問を感じて投稿しないと決めたのは事実ですが、工作法など判らないことや進言したいことがどうしてもあり、あちらに質問したら、御返答いただきましたので何度かやりとりはしました。
 
 私が疑問に感じるのはこちらのブログの投稿文に対する一部の方の感想があまりにもひどいことです。話の内容も拡大解釈しまくり、屁理屈でねじ伏せようとしてますね。その方たちの言い回しによって、本来の投稿文の内容から乖離しています。複数が閲覧できるあちらの画面に実際、どの程度正しく投稿文が反映されているのか疑問に感じるところです。

こちらにはコピーもありますし、日付入りでカメラにも収めています。たぶんあなたならアドレスが一緒かどうかもお分かりなのでしょう。
事実と違うことを言ってはいけません。
Posted by 大車輪 at 2020年08月28日 19:28
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