今使用している旋盤の芯押し台にチャックを取り付けるためのアーバを作製しました。
ML210の芯押し台のテーパはMT1(モールステーパ)なのですが、現在使用中のCowellsの芯押し台のテーパはMT0という細いものです。
一方チャック側のテーパはJT1(ジャコブステーパ)です。
Cowellsでは、JT0とMT0のアーバば売っているのですが、JT1とMT0のアーバはありません。
海外でJT1とMT0のアーバが売られていたの早速購入したのですが、MT0の方が非常に長く、使いづらいものでした。
そこで、このアーバのチャック側の径をテーパに合わせて切削し、短くすることで、Cowellsの旋盤の芯押し台で使えるようにしました。
アーバには焼きが入っていて、非常に硬いものです。
普段は、快削のSUS303が精一杯でこんなに硬い材料を削ることはありません。
0.0数mmずつ削っていき何とか所定の寸法にすることができました。
鋼材の切削油は持っていないので、ステンレス用の「ステンコロリン」というものを使用したのですが、これを使うと結構削れやすくなりました。
径を切削した後は、長さを短くしました。最初は突っ切りで切ろうとしたのですが、突っ切りバイトが歯が立たず、結局回転工具に薄い砥石を付けて切断しました。
丸一日の作業でした。
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