三軸台車のプレス部品が無くなったので、エッチングで作っています。
 | 後がプレス部品を使用した三軸台車 前がエッチングによる三軸台車です。 これの外側に台車の形状をしたものを取り付け、内側のはブレーキの形状をしたものを取り付け、TR73とかTR74になります。 中央の車輪はプレスのものは軸受を縦長にしてレールの上下にタイプしていました。 今回のものは、長穴を開け、細いプレーン軸にして上下動と左右動に対応できるようにしています。 |
 | プレスのものは弱いばねを入れ、台車枠が下に動くようにしてあります。 上方向は枕梁の金具により制限されます。 |
 | 今回は、枕梁で台車枠の上方向への動きを制限するのでは無く、強めのばねを入れて少しだけばねが効くようにして緩衝効果を期待しています。 強めのばねの内側には弱いばねを入れてあり、台車枠はこの弱いばねにより下向きに動くようにしてあります。 強いばねと弱いばねは巻方向を左右逆にしてお互い干渉しないようにしてあります。 実物の台車の軸ばねと似たような構成です。 |
 | エッチング板なので、ピボット軸受を作らなければなりません。 写真の治具を作製し、プレスしています。 仕組みとしては、打出しリベットと同じですが、径や深さが大きく異なります。 特に深さは、板厚の約3倍まで押し込みます。 |
 | t0.4の燐青銅板にピボット軸受のプレスをした写真です。 最初は、プレス治具の先端を尖らせていたので、板を貫通し穴が開いてしまいましたが、先端を丸めることで穴は開かなくなりました。 |
 | エッチング板では、プレスの位置決め用に小さな凹を作ったのですが、間違えて両面とも凹ませてしましました。 本来ならエッチングの時点で穴が貫通しているはずなのですが、穴径が小さく、貫通していなかったのでプレスしてみました。 見事に穴が開いてしまいました。 試作は、エッチング板の穴の凹を銀ロウで塞いでからプレスしたのですが、それでも穴が貫通してしまうのが多くありました。 プレスで穴が開かないようにすることが課題です。 |