何とか1軸分だけ踏面の切削ができました。(何軸も無駄にしました)
フィレットの近くまで削れましたが、若干元の踏面が残っていますが、とりあえずこれで試験をしました。
踏面を曲面に切削→曲面踏面→通常踏面→踏面を曲面に切削→曲面踏面→通常踏面の順に走らせています。
踏面が曲面になった輪軸は、分岐器を走りきりますが、通常踏面の輪軸は、曲線で若干斜めになり途中で止まってしまいました。
踏面を曲面に切削した輪軸と通常の輪軸との違いは、ほぼ踏面形状のみと考えられます。
そのことから曲面踏面の輪軸の方が曲線通過の負荷が少ないと言えるでしょう。
もしかしたら、レールに乗っている部分の踏面角の影響という可能性もあります。
(以前にも踏面角で摩擦が変わるかの試験を行いましたが、踏面角変更の試験をするには何十軸かの輪軸を試験用に作らないといけないので二の足を踏みます)
それから、無論、車輛に組み込んだ際の影響についてはここでは考慮できていません。
![]() | 写真の左が既存の輪軸、右が踏面を切削した輪軸です。 フィレットの端まで削りたかったのですが、若干元の踏面部分が残っています。 フィレット、フランジはそのままです。 その他違いは、既存のは黒ニッケルめっきが施されていますが、切削した踏面は洋白そのままです。 細かく見れば、踏面の面荒さも異なると思いますが、そこまで条件を合わせることはできていません。 |