現行の輪軸のフランジで曲線通過時の様子を描いてみました。
緑色の曲線は、外側レールR600の曲線にスラック0.3mmを付けたレールの内側を表しています。
台車のホイールベースはTR23の約1/87に合わせて28mmにしてあります。
台車のホイールベースはTR23の約1/87に合わせて28mmにしてあります。
進行方向は下側で、上側の輪軸は線路の向きとほぼ平行、下側の輪軸はカーブの分、線路の向きと約3度の角度が付いていて、フィレットとフランジの境界ぎりぎりまでレールが近づいていると想定しています。
この図のフランジ形状は設計図上のものなので、実際のものと違っている可能性はありますが、下右側のフランジは、レールに接触するかどうか微妙な感じです。
この図で合っているのかどうかよく分かりませんが、正しいとすれば、もう少しレールから離れるようにフランジを輪軸内側に寄せた方が良いのかと思います。
実物では、イギリスの車輪の考え方がこうですね。
だもんで、イギリス発祥の模型の車輪プロファイルはだいたいそうなっています。たとえば Proto-4 とか。
内側に寄せる (上げて寄せなくても良い) フランジのプロファイルは、分岐器のトングレールが適切に設計されて製作されてない時の、救済策としても有効です。まあ、そういうのを車輪プロファイルですくってやらないといけないのか、と私なんかは思いますが :-)