2021年06月09日

車輪の振れ2

客車用のスポーク輪軸を50本試作しました。
前回は組み立て途中の物を1本だけ測定してみましたが、完成品のサンプルを10本にして測定しました。
測定器の最小目盛は2μmですが、5μm単位で測定しています。
測定.jpg本来はピボットの先端で受けるのでしょうけど、都合により、軸の片側を旋盤のコレットでチャッキングし、反対側は芯押し台に付けたコレットにボールベアリングを取り付けてピボットの斜めの部分を押しています。

 面振れ(μm)芯振れ(μm)
 絶縁車輪導通車輪絶縁車輪導通車輪
平均24293935
最大40456050
最小5101010
芯振れの方が大きいのが意外でした。
今回は、輪芯をタイヤに圧入後、軸穴にリーマを通しただけなのですが、一旦旋盤のバイトで軸穴を旋削した後にリーマを通すべきかもしれません。
この程度の振れでは、脱線することはないと思いますが、もう少し精度を上げたいと思います。
タグ:測定 車輪 輪軸
posted by よしひろ at 16:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 輪軸
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