客車用のスポーク輪軸を50本試作しました。
前回は組み立て途中の物を1本だけ測定してみましたが、完成品のサンプルを10本にして測定しました。
測定器の最小目盛は2μmですが、5μm単位で測定しています。
面振れ(μm) | 芯振れ(μm) | |||
絶縁車輪 | 導通車輪 | 絶縁車輪 | 導通車輪 | |
平均 | 24 | 29 | 39 | 35 |
最大 | 40 | 45 | 60 | 50 |
最小 | 5 | 10 | 10 | 10 |
芯振れの方が大きいのが意外でした。
今回は、輪芯をタイヤに圧入後、軸穴にリーマを通しただけなのですが、一旦旋盤のバイトで軸穴を旋削した後にリーマを通すべきかもしれません。
この程度の振れでは、脱線することはないと思いますが、もう少し精度を上げたいと思います。