2021年07月18日

輪芯の切削

輪軸を製作するにあたり、輪芯の加工を始めました。
スポーク輪芯はロストワックスで作ってあるのですが、そのままでは精度不足のため、旋盤で加工します。
数が多いので外注で加工してもらいたいのですが、請けてくれるところが見つからず、自分で加工することにしました。
特に外径は、タイヤを圧入する関係上、基準となる寸法(タイヤの内径)よりも少し大きい必要があり、できるだけばらつきは少なくしておきたいという思いがあります。
実際に削ってみて、誤差はどうなるのか調べてみました。
輪芯.jpg左が加工前、右が加工後です。
軸穴は仮のもので、タイヤを圧入後に仕上げます。
切削誤差.png
外径の基準値との差です。
最小目盛0.001mmのデジタルマイクロメータで測定しています。
加工順に左から並んでいます。
50個加工していますが、徐々に直径が大きくなっているのが分かります。
線形近似では最初と最後で、7/1000mmほどのずれがあるようです。
もっと数を削るので、時々バイトの送りを補正しなければなりません。
ただ、私の旋盤では、送りの目盛が2/100毎にしか無く、細かな補正が結構難しいのが実情です。
一部を除けば外径のずれは、2/100mmに収まっているので、特に問題は無いと思っています。
posted by よしひろ at 19:57| Comment(1) | TrackBack(0) | 輪軸
この記事へのコメント
50個でこのくらいの差なら、かなり精度良く削れていると思います。

徐々に大きくなるのは旋盤の熱膨張かバイトの摩耗だと思います、NC機でも朝と夕方では0.05mmくらい変化しますから
Posted by あさもと at 2021年07月18日 20:45
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