最近、KATOからスロットレスモータというものが発表されたようです。
私はTwitterで掲載された写真しか見たことがないのですが、従来と全く違う構造のDCモータで興味があります。
KATOの特許を探してみたのですが、見つかりませんでした。
私なりに構造を想像してみました。
本当にこのような構造になるかは現物が出てみないと分かりませんが、非常に期待できるモータだと思います。
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | ||||||
2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 |
9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 |
16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 |
23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 |
30 | 31 |
あまり情報がないのですが、日本電産のページ
https://www.nidec.com/jp/technology/motor/basic/00013/
の最後に、ほんの少しだけ載ってました。
これからすると、新しいモータというより、昔は使われてたけど寂れた形式
のようですね。温故知新って奴でしょうか...
しかし、コイルの中に透磁率の高いものを置くのではないというのが、じゃあ
その鉄はなんのためにあるの、という点がわからない :-<
こういう時は英語で検索、って思うのですが、英語での slotless motor って
のは、coreless motor と同じ意味でした。
この特許自体は拒絶査定となっています。
日本電産のページに書かれているプリントモータというのは、私が見たことがあるのは磁石の方が回るブラシレスモータでした。
磁石の下に、巻き線、鉄板が並んでいるのですが、これを円筒状に配置すると、本件のスロットレスモータの構造になると思います。
スロットレスモータの現物を見たことがないのですが、過去には普及していてたのですかね?
高い鉄をコイルの中を通すのではなく、隣接して置いてどれくらい効果があるんだろ、
と思ったわけです。まあ電場はそこまで伸びるだろうから、効果なしではないでしょう
けどね。
> スロットレスモータの現物を見たことがないのですが、過去には普及していてたのですかね?
上に上げた、日本電産のスロットレスモータの説明のところに "スロットレスモータはコイルと共に、鉄心も回転しますが、動作原理はコアレスモータとほぼ同じです。スロットレスモータは、ブラシレスDCモータが登場するまで、高性能制御用モータとして用いられました。" と
あります。普及していたとまでは書いてないけど、珍しいものというニュアンスではない
ように思います。
このスロットレスモータは、磁石、巻き線、鉄と並んでいます。
並び順が逆なだけですので、磁束と垂直に流れる巻き線電流で回転方向の力が出ます。
コイルの中に鉄心がなくてもコアレスモータに近い特性は出ると思います。