既に客車に輪軸2を取り付けてあったので、それを用いて負荷試験を実施しました。
前回の試験と同様に、試験時間が経過するにつれ、レールが汚れることで負荷が増えるようでしたので、機関車の次にレールクリーニングカーを連結して再度試験を行ってみました。
1回につき1時間弱走行させ計測しています。
![]() | 連続して同じところを走らせていると牽引負荷が大きくなっていきます。 レールクリーニングカーでレールの汚れを走行中に拭き取ると効果はあるようです。 レールクリーニングカーにはリグロインを入れてレールを拭いています。 データの3000回目以降で急に負荷が下がっている理由は不明です。 |
試験の様子です。 通常の牽引負荷測定映像に続き、レールクリーニングカーを連結した映像があります。 |
理由はたしかに難しそうですが、3000 回以降の方が走行抵抗の増加 (グラフで傾きに現れるもの) がない、という意味ではレールクリーニングの効果が効いた、と言えるのではないでしょうか。3000 回以前はレールクリーニングがないグラフと同じような傾き (走るほど抵抗が増える) を示していますから。
実は、3000 周してからやっと、クリーニング液が浸透しはじめた、とか ;-)
3000週目は、経過時間としてはどれぐらいなのでしょうか?
リグロインは速乾性では無いので、30分ぐらいで「乾燥してきた」と言う可能性は有ります。ただ、乾燥した方が走行抵抗が減じるのでしょうかね???
しかし、リグロインが乾燥していないと、動力車の牽引力は低下(限界負荷の場合はスリップする)する様に感じています。すなわち、摩擦係数としては低下していると思います。なので、乾燥したら負荷が減じるのは、違和感が有りますね。
やはり、稲葉さんのおっしゃるように、3000週して浸透したでしょうかね?
浸透するのに、そんな時間が掛かる構造なのでしょうか?