前回、手で押して動輪が回転するか確認した際に、C62は動輪が回転しませんでした。
確認したところ、使用しているモータの軸受が硬くなっており、モータが回転しませんでした。
予備のモータを持っていましたので、交換しました。
このC62は、鉄道模型趣味誌1999年6月号に記事が載ったものです。
| 使用しているモータはmaxonのRE13です。 発売早々に購入したためか、製品版ではなく、サンプル品です。 時々モータを回転させないと、軸受がさび付いたようになって動かなくなるみたいです。 昔、ドイツ製に戻ったライカM6を購入した時も外装に錆のようなものが浮かんできました。 ヨーロッパ製品を日本で使う場合は日本の高温多湿に気をつける必要があるかもしれません。 |
| モータにギアヘッドを付けてあるのですが、シャフトがΦ3です。 これに取付ける歯車の関係で、シャフトをΦ2に加工する必要があります。 モータを旋盤のチャックに付けてモータ自身に電流を流し、回転させて削っています。 シャフトは焼き入れされているため硬く、モータも切削するにはそれほどトルクはありませんので、0.01mm位ずつ削っていきました。 |
| 動力は左写真のようになっています。 1:16.58のギアヘッド付のモータから平ギア4枚で下げて、カプリング経由でスパイラルギアで直角に曲げて第2動輪を駆動しています。 ギアヘッド内は2段減速で、その先に3段の平ギア連動なので合計5段になります。 このC62は機関車重量が506gありますが、少し上から押えないと動輪が回りませんでした。 ボイラの中にモータが入り込む構造の関係で、組立/分解が非常に面倒です。 作製当時はスパイクモデルのコースティングギア(二条ウォーム、2:30)を使用したことがありましたが、ウォームを使わずに動輪から回せるようにしたく、このような構造にしました。 この構造は複雑で、意外と効率が良くないようなので、二度と作らないと思います。 |