鉄道模型の速度制御にPWMが使われることが多いのですが、私の持っているPWM制御のコントローラでは、私の機関車はうまく制御できません。
ノッチを少し回すと、ほぼ最高速度になってしまいます。
ゆうえんさんのblogに綺麗なPWMの波形が掲載されているのですが、私の持っているPWM制御のコントローラでも確認してみました。
結論としては、以前からの私の推定通りの結果で、コアレスモータを使用しているとPWMのONとOFF時の電圧の差がほとんど無く、ほんの少しPWMのONがあると、ほぼ最高電圧になってしまうということです。
機関車等には負荷がありますので無負荷でモータを回すのとは違うと思いますが、調子の良い駆動系ではほとんど無負荷に近いと思われるので、PWMでの制御がうまくできないのだと考えます。
 |  | これは、maxonのコアレスモータRE16でのPWMの波形です。 左は無負荷時で、PWMのONの期間は全体の数分の一ですが、全体の電圧はほぼ最高電圧になっています。 モータの回転数は、供給電源の平均電圧に比例するため、ほぼ最大回転数となります。 右はモータに負荷をかけてほとんど回っていない時の電圧です。 PWMのONの時だけ電圧が出ています。 |
 |  | これは、ミネベアのSE15を接続した時のPWMの電圧波形です。 左は無負荷時ですが、コアレスモータと違い、逆起電圧の電圧は低く、PWMのON時とOFF時の電圧がかなり違います。 右はモータに負荷をかけてほとんど回っていない時の電圧です。 |
 |  | これは、KATOのGM-3を接続した時のPWMの電圧波形です。 左は無負荷時で、モータにはフライホイールが付いていますが逆起電圧の電圧は低く、PWMのON時とOFF時の電圧がかなり違います。 右はモータに負荷をかけてほとんど回っていない時の電圧です。 |