2022年07月03日

牽引負荷測定

クラブの運転会で新しく作成した牽引力測定車を使用して列車の牽引負荷を測定しました。
 
12mmゲージはレイアウトのモジュールの下をかさ上げして約2%の勾配を作りました。
16.5mmゲージは平坦地のエンドレスです。
 2%勾配.png
レイアウトを約2周分測定しました。
元データのばらつきが大きいため、移動平均を表示してあります。
牽引力測定車は機関車の次位に連結しているため、牽引負荷は傾きの増減より遅れて増減しています。
牽引負荷はほぼ傾きに比例して変化している事が分かります。
下り勾配では、少し列車が機関車を押しているため、負荷の値がマイナスになっています。
グラフから勾配0%での負荷は約10gfと推定されます。
勾配2.2%程度で約20gf、勾配ー2%程度で自然落下していますので、この列車は自重の2%弱で輪軸が回っていると推定されます。
 アメリカ型.png
 エンドレスを約6周分測定しています。
同じく元データのばらつきが大きいため、移動平均を表示してあります。
故意に勾配を付けてはいませんが、机の高さの不揃いのため、1%程度の勾配が付いているようです。
こちらも、勾配にほぼ比例した牽引負荷の変化となっています。
勾配0%で約15gfの負荷、勾配1%で約28gfの負荷ですので、この列車は自重の1%強の負荷で輪軸が回っていると推定されます。
posted by よしひろ at 22:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 運転会
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