2022年08月22日

牽引負荷測定(JAMにて)

2022年の第21回国際鉄道模型コンベンション会場で13ミリゲージャーの集い様の13mmゲージレイアウトにて開場前に列車の牽引負荷を測定させていただきました。
この13mmゲージのレイアウトは、非常に大きく、かなり正確に作られた組み立て式です。
私の環境ではできない長い勾配区間もあり、ご協力いただいて測定させていただきました。
十三クラブの田中氏のDF50に客車7輛編成で牽引負荷を測定させていただきました。
勾配は17‰位と言われていたと思います。
私のiPhonを使用して勾配を確認しましたが、ほぼ1.5〜2.0%の間でした。(小数点以下1桁精度はちょっと怪しいかもです)
 13mm牽引負荷.png
 登り→降り→平坦の区間を2周した時の列車の牽引負荷です。
グラフは見やすくするため、平滑化してあります。
勾配の測定データは、平坦線での変動やばらつきが多いことが少々怪しいですが、勾配の最大で約1.7%と計測され、概ね実際の傾きとほぼ一致しています。
勾配が先に大きくなり、後で牽引負荷が大きくなっていくのは、牽引力測定車が列車の前に連結されているためと考えられます。
負荷については、1周目と2周目でほぼ同じですので、それなりに信頼できるデータかなと思います。
一番重いところで、約50gf強となっています。
 13mmDF50牽引力.png
 牽引機関車があとどの程度余裕があるのか確認するために機関車の牽引力を測定させていただきました。
電圧を変化させながら牽引力を測定しました。
グラフは見やすくするため、平滑化してあります。
スリップする直前あたりで60gf強が記録されています。
勾配での最大負荷が50gf強でしたので、あと1輛程度の余裕しかなさそうです。
なお、機関車の重量は測定できませんでしたので、この機関車が車重に比べて強力か否かというのは確認できませんでした。
posted by よしひろ at 15:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 輪軸
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