2022年の関東合同運転会にて湘南鉄道模型クラブのH5氏の13mmゲージレイアウトにて貨車の牽引負荷を測定させていただきました。
合同運転会参加クラブのレイアウトに勾配のあるものは少ないのですが、H5氏の組み立て式レイアウトは非常に正確に勾配が作られています。
 | H5氏のレイアウト全景です。 JAMに出展されたものよりも小さいですが、それでも大きい部類に入ると思います。 勾配は1.7%で作られていたと思います。 |
| 牽引負荷測定の様子です。 最初はC11が牽引していたのですが、力不足で勾配の登りでスリップするため、勝瀬氏製作のEF63に牽いてもらいました。 EF63の牽引力は最大で200gfほどの値が計測されました。 |
 | 負荷測定結果です。 レイアウト3周弱のデータです。 一応、勾配は測定していますが、値は怪しいです。(こんなに大きな勾配ではないし、同じ勾配でも測定値が大きく異なっています) 最大負荷は上り勾配で70gf弱です。 平坦部分で40gf弱です。 1.7%勾配部分での平坦部分からの負荷増加よりも平坦部分の負荷の方が大きくなっています。 下り勾配でも列車が機関車を押すことは無く(負荷がマイナスになっていない)、機関車が引っ張っています。 以上のことから、おそらく、平坦部分での負荷は貨車列車重量の2%程度あるものと思われます。
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