高効率ギヤは効率向上のため特別な歯形で作られているそうなので、私の一条ウォームと比較してみました。
私にはどういったところが一般的な歯車と違うのか分かりませんでした。
まず、ウォームの比較です。(上が高効率ギヤ、下が私の一条です)

高効率ギヤの方が進み角は少し大きいようです。
歯の側面は鏡面になっていると思っていたのですが意外とそうでもないようです。
私の一条ウォームは歯形を特に指定していないので一般的なJIS K型で作られていると思われます。
歯底径が小さいので、強度確保のため少し歯厚を大きくしてもらっています。
等級も指定していませんので並級で作られていると思います。
次はウォームホイールです。(上が高効率ギヤ、下が私の一条です)

多分、燐青銅と思われます。
正直なところ、私には通常のインボリュートとの歯形の違いがよく分かりません。
歯の側面は鏡面ではなく、切削痕のようなものが見えます。
私の一条用のは特に指定していないので通常のホブ切りと思われます。
但し、転位していますので、通常のインボリュートと若干形状が異なるかもしれません。
私にも何が「高効率」なのか理解できませんね
ウォームは進み角が大きくなると効率が良くなるのは歯車の計算式で表されています。
https://www.khkgears.co.jp/gear_technology/gear_reference/KHK462.html
この式が正しいとすれば、高効率ギヤと私のウォームとで進み角の差は少ないので、摩擦係数か圧力角(私のは図面上では一般的な20°)の違いということになります。
歯形がどうこう書かれているので違いを知りたかったのですが、よく分かりませんでした。
効率の良いことのメリットは、同じモータでも動輪での出力トルクが効率にほぼ比例する(無論、減速比にも比例)ことですね。
歯車の解説なら、素人の私より歯車屋さんの解説を読まれた方が良いと思います。
例えば、
https://www.khkgears.co.jp/gear_technology/guide_info.html