製作した慣性増大装置は以下の写真のようなものです。
台車の上にフライホイールがあります。
ギアボックスが負荷で回らないようにするために台車との間に0.1mm厚のステンレス板(SUS304)で結んであります。
輪軸がレールの上下に合わせて動く必要があるため、ギアボックスも動くようにしてあります。
そのため、前進、後進でフライホイールが傾くという問題があります。
この台車を客車の床板に取り付けて機関車で牽引してみました。
さほど動輪はスリップしませんし、惰行も少しだけでした。
フライホイールを回す負荷が大きくて慣性増大装置付台車の車輪がスリップしているようです。
手で慣性増大装置付台車を押して動かすと機関車もそれなりに惰行するようですので、対策としては慣性増大装置付台車上の重量を増やすか、車輪とレールの摩擦係数を増やすということになります。
慣性増大装置付台車上の重量を増やすと、それに伴い列車重量も増え、慣性増大装置を動かす負荷もありますから、特に勾配曲線区間で想定の輛数(2%の勾配、R900の曲線で10輛以上)の列車を牽けなくなります。
車輪とレールの摩擦係数を増やすのは、この試験に使用した車輪にはゴムタイヤを付けてありますので、これ以上は難しいです。
ということで、残念ながら今回の構成での慣性増大装置は実用に耐えないということになるかもしれません。
※あくまでも私の作ったものが実用に耐えないというだけです。お間違えなきようお願いします。
ちなみに、家の外で工事の音がうるさいので、動画の音は消してあります。
負荷が大きいのか機関車のギア音らしき音がうるさいのが気になるところです。

楽しく拝見しています。
この装置に使用されたギヤーは市販されているのでしょうか?
市販されていれば、どちらの製品化お教えいただけますでしょうか?
販売目的では作っていませんので、作った数は少ないです。
仮に販売したとしても高価ですし、説明書を作るのが大変で、組立後にそれなりに調整しないと車輪側からはスムーズには回りません。
お答えありがとうございました。