客車を牽引するのに必要な力を測定しました。
結果は以下の表のようになりました。
| 印加電圧 | 平均負荷(gf) |
| 既存輪軸 | 新輪軸 |
| 直線 | R732 | 直線 | R732 |
| 4V | 4.4 | 12.8 | 4.8 | 11.0 |
| 6V | 4.3 | 13.1 | 4.9 | 10.6 |
| 8V | 4.5 | 13.4 | 4.9 | 10.8 |
| 10V | 4.3 | 13.5 | 4.9 | 10.8 |
| 12V | 4.7 | 14.0 | 4.9 | 10.9 |
※既存輪軸は円錐踏面、新輪軸は円弧踏面です。
上記の結果から、今回測定した輪軸では、円弧踏面の方が曲線通過での負荷が少ないと言えると思います。
いずれにしても、曲線通過時は直線に比べてかなり負荷が大きくなるようです。
直線については円錐踏面の輪軸の方が負荷が少なかったのですが、この要因として2点考えられると思います。
- 既存輪軸の方がピボットの性能が良い
- 円弧踏面では踏面のレールに当たる角度が急なため、レールを外に押し広げる力が働き、負荷が大きくなる。
今回の試験では上記の原因は究明できませんが、円錐踏面より円弧踏面の方が曲線では有利と言えるのではないかと思います。
参考のため実際のデータの一例を示します。

このデータは既存輪軸を使用し、印加電圧4Vで走らせた時の測定データです。
フォースゲージからは1秒に10回データが送られてきます。
連結器のガタ、線路の状態、車輛の揺れ、牽引機関車の走行速度の不安定さ等の不確定要素が大きいため、その時々の値にはばらつきが出ます。
これらのばらつきをできるだけ解消するため、3回測定し平均した値で評価しています。