前に書きましたが、流線型蒸気機関車の前面を
Shapewaysで3D造形してもらい、それを原型にロストワックス部品にしてもらいました。
しかし、透明な樹脂は、表面の状態が分かりづらく、また、造形品の平面が若干波打っているのですが、それを完全に取り切るのはなかなか困難です。
また、この樹脂の原型から作ったロストワックス品は、金属の原型から作った物に比べて原型の再現性が低いように感じました。
そこで、そこそこ精密な金属で3D造形ができるところがないか探したところ、
i.materialsのHigh detailed Stainless steelが使えるのではないかと思い、他の部品を依頼してみました。
汽笛を作ったのですが、結果は写真の通りです。
表側はまずまずの出来なのですが、裏側は潰れています。
造形後、品物を砂の上に置いて、1300℃の熱を加えて焼き固めるそうなのです。そのせいかどうかわからないのですが、裏側が良くないです。
過去に細かな部品で実績があるのは、3Dプリンタでロウ型を作ってもらい、それをワックス原型にしてロストワックス鋳造するというものです。
しかし、手間がかかることもあって、コストが多くかかることもあり、もっと安価で、精度の高い(できれば後加工をほとんどしなくても使える)3D造形が無いのが模索しているところです。
Shapewaysや、i.materialsにもロストワックス式の材料のメニューがあるのですが、許容される板厚や、穴径の最小値が部品を作るには大きいため、利用できません。
ところで、
i.materialsの日本のサイトがあるのですが、こちから注文すると、本家よりも少々高くなります。
当初、本家サイトから注文したのですが、寸法的に作れないというメイルが送られて来ました。
何度もやりとりしていると、英語で文章を書くのが面倒になり、日本語が使えないのか聞いたところ、日本のサイトからの注文でないので日本語は使えないとの回答でした。
ということで、この汽笛は日本のサイトから注文したのですが、注文受領は英語のメイルが来て、特に問題もなかったのでメイルのやりとりも無く、送った旨の連絡も英語のメイルで終わってしまい、日本語は全く登場しませんでした。それならば、価格の安い本家から注文しておけば良かったとちょっと後悔しています。(これを書いた後で、日本語でご注文いただきありがとうございましたというメイルが来ました。)