2020年03月25日

C53動輪位相合わせ

動輪の位相合わせと車軸の圧入は治具を使用しています。
動輪位相合わせ治具1.jpg
治具は上下1セットで、エキセンプレスに取り付けます。
治具には、動輪のタイヤに合わせた凹みと、位相決め用の穴を開けてあります。
C53なので、動輪の位相は、120°にしています。
中央の穴は、上下の治具のセンター合わせ用です。
右に付いている棒は、上下の治具の位相合わせ用です。
上の治具はねじで留まっていますが、下の治具はそのままでは回転してしまうので、中強度のロックタイトで仮固定してあります。
前回、C5343の時は低強度のロックタイトを使用したのですが、途中で外れてしまったので、今回は中強度としました。
使用後にうまく外れるか心配です。
動輪位相合わせ治具2.jpg
 片側の動輪に車軸を圧入した動輪に軸受を入れ、動輪のクランクピンのねじ穴に位相合わせ用のねじを取り付け、下側の治具に入れ込みます。
上側は、クランクピンのねじ穴に位相合わせ用のねじを取り付けた動輪を入れ込みます。
上側は落ちてくるので、指で押えています。
動輪位相合わせ治具3.jpg内側の治具を入れ、エキセンプレスで押さえつけ、バックゲージの寸法を決めます。
タグ:動輪
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2020年03月24日

C53動輪製作

C53の動輪を製作しています。
車軸は圧入とロックタイトによる接着を併用しています。
ロックタイトの固着を促すため、念のため50℃にてオーブンで加熱中。
乾燥.JPGオーブンのガラスに写真を写している自分の顔や背景が写ってしまっています。。。
タグ:動輪
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2020年03月21日

C53動輪の振れ

C53の動輪の片側に車軸を圧入しタイヤの部分の振れを測定してみました。
サンプル数は11個です。(15個位測定したのですが、一部映像撮影に失敗しました)
0.02mm〜0.06mm程度振れているようです。
タグ:振れ 動輪
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2020年03月19日

煙室前板

C53の煙室前板を組み立てました。
煙室前面.JPG 
前照灯はModelsIMON製のLP42を使用しています。
左の手摺はφ0.3のステンレス線を使用しています。
前回組み立てた煙室戸を取り付けてあります。
ナンバプレート取り付け用の金具は最後に取り付けるつもりです。
 煙室前面裏.JPG
煙室前板の裏側はこのようになっています。
煙室戸の半田付けに際し、上に付いている前照灯の半田を溶かさないようにするため、下の方だけ付けてあります。
タグ:機関車部品
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2020年03月16日

C53煙室戸

C53の煙室戸に部品を取り付けました。
煙室戸.JPG
ハンドレールはできるだけ傾かないように付けたつもりなのですが、実物のC5333とは逆方向に若干傾いてしまったようです。
煙室戸ハンドルはModelsIMON製、ハンドレールノブはModelsIMON製の挽物です。
ハンドレールとノブのところに半田が残っているので、しっかりキサゲ作業が必要ですね。
曲げ治具.JPG
ハンドレールは、φ0.4のステンレスばね線を使用しています。
単純な丸ではないので、簡単な治具を作って曲げました。
左側の治具は所定の寸法のものです。
ステンレスばね線はスプリングバックが強いので、右側の細い治具に巻き付けて曲線部分を曲げました。
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2020年03月15日

C53用20立米炭水車

C53用の20立米炭水車の組立がパイピングを除き、ほぼ完了しました。
テンダー1.jpg
機関車との連結面です。
検水コック(3連)はエコーモデルのパーツを使用しました。
スケールがパーツは1/80、本模型は1/87と若干違うのですが、縦方向の寸法は本模型に丁度でした。1/87用のテンダー検水コック 3連として ModelsIMONから販売されているのですが、少々長いので使えませんでした。
機関車とのドローバピンは若干短いので、長くする予定です。
テンダー2.jpg
炭水車後面です。
この模型は昭和9〜10年頃を目指しているので、有名な樋口氏の35mmゲージの模型とは後部増炭板とその付近の形状が異なっています。
標識灯掛は金岡工房製の1/80のものを使用していますが、小さい部品なのでスケールの違いはほとんど分からないと思います。
炭水車後部にステップが付いているものもありますが、昭和10年前後のC5333の炭水車の後部にはステップは無かったようです。(図面にも記載がありませんので、後年取り付けられたのではないかと思います。)
テンダー3.jpg
下からの写真です。
前側の台車の制動梁は未取り付けです。
台車の軸受蓋は前側にねじが付いていますので、右側と左側で逆向きの形状とする必要がありました。
台車の後端には排障器が付いています。
台車のボギー横扣は、一番後ろは実物の写真から直線状のものと分かるのですが、中央と前は形状が分かりません。
とりあえず、障害物を避けられるように中央が下がった形状のものを付けています。(樋口氏の模型では、機関車との連結部のボギー横扣は中央が下がった形状のもののようです。梅小路に保存されているD50の20立米炭水車の台車後端のボギー横扣は中央が下がった形状のものが付いています。)
タグ:炭水車
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2020年03月10日

C53

ロッド等はまだ付いていませんが、炭水車が箱になったので様子を見るため、横からの写真を撮影してみました。
C53.JPG機炭間の間隔が少し広いような気もするのですが、走らせる模型としてはこんなものでしょうかね。
タグ:炭水車
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C53炭水車イコライザの動き

C53炭水車に組み込んだイコライザと台車が、レールに段差があった時にどのような動きになるか確認してみました。
台車は車輪の上下でかなり動きますが、意外とイコライザの動きは少ないようです。
実は、後ろ側の台車には排障器が付いています。
後ろ向き(映像では右方向へ)に動かすと、車輪の位置によってはレールの段差に当たってしまうのですが、この動画を撮影した時は、うまく段差に排障器が当たりませんでした。
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2020年03月09日

C53炭水車のイコライザ

C53炭水車に台車間のイコライザを組み込んでいます。
https://youtu.be/AkrcYtXnC5I
一方の台車を上下に傾けると他方の台車は逆向きに動きます。
ロンビックイコライザに似たようなものですが、支点が平面になっていないので厳密に言えば間違っています。
これでも、それなりに動作します。
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2020年02月16日

切削部品

前回とは別の部品を旋盤で作製しています。
両側に凸部のある部品です。
ある程度数が必要なため、1回のチャッキングで10個作製しています。
今回はφ4.0の真鍮棒を削っていますが、削り始めと終わりで長さのため被切削物の剛性が異なるため切削音が変わるのが分かります。
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2020年02月09日

部品の切削

φ2の真鍮棒から段付きのピンを切削している映像です。
ピントが肝心の切削部分には合っていませんが、ご容赦のほど。
https://youtu.be/YY0bpQTnYtg https://youtu.be/YY0bpQTnYtg
突っ切りの際に、穴に手で線を刺して受けています。(穴に指す前に軽くバリ取りをしています)
このような小さな機械ではそれほど危険ではありませんが、大きな機械ですと怪我をするので、このようなことは止めておくべきと思います。
タグ:機関車部品
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2020年02月01日

C53炭水車

C53に付けられた炭水車には三種類あります。
オリジナルは12-17炭水車ですが、D50の20立方米炭水車に振替えられたものが有り、20立方米炭水車は前期と後期の型があります。
炭水車.JPG
写真右上が17立方米水槽の12-17炭水車です。
右下が後期型の20立方米炭水車で、外形は12-17炭水車とほぼ同じです。名古屋所属のC53に付いていました。
左上が前期型の20立方米炭水車です。
左下は前期型の20立方米炭水車ですが、明石の増炭板を付けた形となります。
今回製作中のC5333は、左下の形の炭水車が付きます。
2段エッチングで上下側板の段差を表現しています
タグ:炭水車
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2020年01月27日

C53の走行速度推定

C53に載せるモータにより、どれ位の速度が出るのか計算で推定してみました。
機関車動輪上重量が約500gとし、動輪とレールの摩擦係数が約18%とすると、牽引力は、90gです。
客車の重量が200g、平坦直線上での引き出し負荷が1.5%とすると、平坦直線では30輛牽き出せる計算です。
列車長以上の2.5%勾配直線があると、機関車自重の2.5%の負荷と列車重量の4%が必要で約10輛牽き出せる計算です。
テンダーの負荷が、客車1輛分に相当するとすれば、9輛牽き出せることになります。
昭和10年頃の燕が9輛編成だったので何とかなりそうです。(山科の勾配のようにC11の後補機を付ければ問題ありません。)
最大負荷時にモータにかかるトルクは、ギア比1:23で伝達効率を40%とすれば、90/1(動輪半径cm)/23/0.4≓10gfcmです。
maxonRE16.jpg
maxon RE16製品番号 320177
無負荷回転数     8090 rpm
停動トルク     5.01 mNm(約50gfcm)
ですので、最大負荷時のモータの回転数は、
8090×(50-10)/50≓6500
機関車の速度は、
6500/23×60×0.02(動輪直径m)×π/1000×87≓93km/h
と推定されます。
ほぼスケール通りの速度になると思われます。
maxonDCmax16.jpg
DC-max 16 グラファイトブラシ、ボールベアリング 12V
無負荷回転数     9960 rpm
停動トルク     11.9 mNm(約120gfcm)
ですので、最大負荷時のモータの回転数は、
9960×(120-10)/120≓9100
機関車の速度は、
9100/23×60×0.02(動輪直径m)×π/1000×87≓130km/h
と推定されます。
スケールよりも速くなると思われます。
UNO.jpg
IMON コアレスモータ1616S2
無負荷回転10100 rpm
起動トルク9.70 mNm (約97gfcm)
ですので、最大負荷時のモータの回転数は、
10100×(97-10)/97≓9000
機関車の速度は、
9000/23×60×0.02(動輪直径m)×π/1000×87≓128km/h
と推定されます。
スケールよりも速くなると思われます。
タグ:モータ
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2020年01月19日

C53先台車用挽物

先台車用の挽物を作製しています。
先台車以外にも挽物がいくつも必要なのですが、何百組も作るわけでもなく、外注すると数量の関係で単価が非常に高くなってしまうので、自分で挽いています。
先台車センターピン.jpg
先台車のセンターピンです。
下がステンレス、上が真鍮製です。
当初は、ステンレス(SUS303)で作ろうとしたのですが、真鍮と比べると結構硬くて、加工に時間がかかるため、真鍮に変更しました。
 先台車センターピン1.jpg左が先台車のセンターピン本体、右が復元装置で下に押えるための金具です。
 先台車復元コロ.jpg
復元装置のコロです。
本来ならば、右側のボールベアリングを使いたかったのですが、1個数千円もするのでコスト的に使えず、簡易的に円筒のコロとしています。
このベアリングは、NSKマイクロプレシジョンの製品です。
外径2.0mm、内径0.6mmの結構小さなものです。(公式な型番は無いようです)
ミネベアでは外径1.5mmのスチール製ボールベアリングがあって、世界最小の量産可能なボールベアリングとしてギネス世界記録に認定されたそうです。(https://www.minebeamitsumi.com/news/press/2015/1189727_7562.html)
しかしながら、ベアリングの販売代理店に問い合わせても販売してもらえませんでした。
 先台車復元コロ1.jpg まだ、加工中で、これの1.5倍ほど作製します。
タグ:機関車部品
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2020年01月14日

C53曲線通過

ロッドとかパイピング等は付けていませんが、とりあえずC53のボイラと台枠を組み立て、曲線通過を確認してみました。
一応、ウェイトは入れてあり、先従台車を含めて490gです。
C53_a.jpg
ModelsIMONのR732の曲線に乗せてみました。
設計上はR700を通るようにしているのですが、実際は従台車が厳しいです。
この方向は、前方向に動かすのは問題は無いのですが、後ろ方向に動かすと、従台車が脱線します。

ハンドレールは1mmほど高い位置に付いているので修正が必要です。
C53_b.jpg
こちらの方向は前後に動かしても脱線しません。
しかし、後ろに動かすと従台車が浮き上がり、脱線寸前です。
後ろ向きに動いた場合、従台車のセンターピンの隙間分従台車が少しだけ動輪に近づくことで従台車と台枠のばねの部分が接触しています。
従台車ばねのイコライザ、支えの裏と従台車の前の部分を削るか、従台車を少し後ろにずらす必要がありそうです。
また、従台車は自重で線路に乗っているのですが、ばね等で押える必要があるのかもしれませんが、台枠の内側には灰箱があって、仕掛けを入れるスペースがないというのも実情です。
無論、ポイント用の緩い曲線では何ともありません。
従台車とばねの間には轉子装置が入り、轉子装置の自重で上下するようにするつもりですが、走行の安定を考えると、轉子装置は固定した方が良いのかもしれません。
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2020年01月13日

C53機関車重量

制作中のC53の機関車単体の重量を測ってみました。
C53重量.jpg
現状は全部合わせて500gに達していません。
牽引力に関係の無い先台車、従台車は除いています。
あとは、ロッド類とかパイピングが付くのですが、500gを超えるのは無理でしょうかね。
秤が埃だらけですね。。。(割れているのは、2011年の地震で床に落下したためです。)

タグ:ウェイト
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2019年12月25日

C53部品

C53の部品をこれだけ作製しました。
ロストワックス部品.jpg
今のところC53用ロストワックス部品をこれだけ作製しました。
まだ足りないものがあります。
タグ:機関車部品
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2019年12月16日

C53部品の取付

C53の部品を取り付けました。
前デッキ.jpg
デッキ前部につかみ棒、尾灯受け、尾灯、ステップを取り付けました。
つかみ棒はMoldelsIMON製です。
尾灯受けはベリリウム銅のロストワックスですが、薄いので簡単に曲がってしまいます。
つかみ棒も細いので曲がりやすいです。
運轉室下.jpg
運轉室の下には、分配器を取り付けました。
分配器は上からつり下げるタイプです。
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2019年12月15日

C53フロントデッキ

フロントデッキ周りに部品を取り付けました。
前デッキ.jpg
フロントデッキの階段状の部分と、エアホースを取り付けました。
エアホースは、ModelsIMONの9600用のパーツです。
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2019年12月14日

C53バックプレート

バックプレートを取り付けました。
バックプレート.jpg
バックプレート自体はC53用なのですが、焚口戸、水面計、蒸気分配箱、インゼクターはModelsIMONの汎用パーツで、C53のとはちょっと形状が異なるのですが、そのまま使用しています。
ブレーキ弁、加減弁ハンドル、逆転レバーは適当な市販部品が見当たらないため、どうするか検討中です。
posted by よしひろ at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 蒸気機関車製作