金属模型を製作していると良い工具が欲しくなってきますが、その中でもニッパのお話しです。
学生の頃はあまり切れないニッパを使用していたのですが、もっと良く切れるものを探して入手したのがHOZAN N-55です。
細い線は綺麗に切れるのですが、ちょっと無理をすると刃が飛んでいってしまい、何度か買い直しています。
次に購入したのがLINDSTROM 3601です。
これは、当時(正確な年は覚えていませんが25年ほど前だったと思います)入手したLINDSTROM製のプライヤが気に入って、その流れで購入したものです。
HOZAN N-55と比べて、それほど良く切れたという印象はありません。
両者を比較すると、構造が非常によく似ています。LONDSTROMはこのタイプが無くなったのですが、HOZANは、まだ販売されています。
次に購入したのが、LINDSTROM 8140です。(一番最初に購入したのは8148かもしれません。刃を飛ばしたので捨てましたが)
このニッパは非常に良く切れます。このシリーズを気に入って、いくつもそろえてしまいました。
このニッパも、HOZAN N-55同様、無理をすると刃が飛んでしまいます。何本も壊してしまいました。
一例がこれです。
何本も壊しているので、どのような使い方をすれば壊れるのかなんとなく判っているのですが、もうちょっとこれ位良いかなと思って無理をすると見事に刃が飛んでしまいます。
同じ大きさでも、刃の形によって3種類販売されています。
右が割と一般的な刃で、左はUltraFlushと呼ばれる刃です。UltraFlushの刃で線を切ると非常に綺麗な断面となります。その代り、UltraFlushの刃は薄いので、欠けやすいです。
LINDSTROMですが、会社が買収されたり、生産地が変わったりで、表記が変化しています。
最近は、本国のスウェーデンでは生産されておらず、海外製です。スウェーデン製と海外製とを比べると、なんとなく仕上がりに違いを感じます。
近年は、日本製のニッパが、模型用に作られるようになってきて、精度も良く、使いやすいのが現れてきています。
これはツノダのTM-10ですが、エッチングパーツの切断に使用しています。
これは最近入手したゴッドハンドの
メタルラインニッパー SWN-125です。真鍮や洋白、銅等の細い金属線用ニッパで、非常に綺麗な切断面となります。