久しぶりに旋盤の整備を行いました。
今回はDROの取り付けと、ERコレットの取り付けです。
共に
dda40x氏に輸入してもらったものです。
DROは30cmのものだったのですが、少々長すぎたので、適当な長さに切断し、取り付けています。
写真の通り、刃物台と旋盤本体の右側に固定してあります。
ERコレットの方は、ER16という汎用のコレットで、ML210の主軸のテーパであるMT1に丁度合うはずでした。
ところが、ML210の主軸テーパの奥はMT1よりも狭くなっているようで、うまく合いませんでした。
そこで、ERコレットの方のMT1テーパを削り、何とか入るようになりました。
その他、標準のML210と違うのは、
・ハンドル:ML210購入とほぼ同時に作り直しています。元のハンドルの目盛りは、0.025mm単位だったのですが、0.01mm単位にしてあります。
・芯押し台のチャック:キーレスチャックに変えています。これを取り付けるのにJT1とMT1のチャックアーバを使用しているのですが、芯押し台のMT1が浅いので、チャックアーバを切断して使用しています。チャックアーバは焼き入れされているので、超硬の突っ切りバイトを使用して切断しました。
・刃物台:これも
dda40x氏に輸入してもらったものです。右下にある、バイトをセットした金具を取り替えることで、すぐにバイトを変更できる便利なものです。
・三爪チャック:左上の旋盤本体に乗っているものです。ML210標準の三爪バイトは精度があまり宜しくないので、もう少しましなのに変えました。ERコレットの根元のところに付いている金具がこの三爪チャックを取り付けるためのものです。
・ピックテスタ:本来は、ミーリングアタッチメントを付けるところにピックテスタの取付用金具を付けてあります。これでチャックの振れ等を測定します。
・芯押し台のレバー:芯押し台を動かす度に、六角レンチでねじを回すのは面倒なので取り替えました。
・芯押し台のハンドル:元はプラスチック製だったのですが、最近のML210は金属製になっており、分売してもらって付け替えています。