「HO」の呼称について本blogに書きましたが、他の情報に埋もれてしまう可能性があるため、私のWWWのページに転記しました。
2024年03月31日
2024年03月27日
「HO」の呼称について
1/80 16.5mmを「HO」と呼ぶか否かで論争になることがしばしばありました。
実際のところ、「HO」とはどういう意味を持つのか、過去の経過を年表にしてみました。
データとして間違い、不足等がありましたらご指摘をお願いします。
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※アルファベットのOと表記される場合と数字の0と表記される場合があるが、明確でない場合はアルファベットのOで表記
※模型軌間(ゲージ)は5/8"(約16mm)か16.5mmのどちらかが不明確な事例がある。1950年代以降は16.5mmと思われる。
参考文献
- The history of OO gauge
- Rivarossi 過去カタログ
- 1937 – 1:90 – Handbuch des TRIX-Eisenbahnbetriebs etc.
- THE MODEL RAILWAY NEWS SEPT 1927 Vol.3. No.33.
- ModelRailroader 1935年5月号
- ModelRailroader 1937年2月号
- 「科学と模型」昭和16年8月号 模型鐵道標準軌間
- 「科学と模型」昭和17年1月号 十六番ゲージ日本標準規格に就て
- 鉄道模型趣味1976年6,7,9月号
- 鉄道模型趣味1983年10月号
- Wikipedia
2024/4/5 修正
2023年10月23日
JAM低速コンテスト過去結果
今後の参考のため、国際鉄道模型コンベンションで開催された低速コンテストの優勝結果を調べてみました。
開催年 | 蒸機 | 他 | 測定条件 | 他条件 |
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2015年 | 車種別無 | 24.24秒 | 10cm | 12Vで実車の80%以上 |
2016年 | 31.78秒 | 69.13秒 | 3cm | 12Vで実車の80%以上 |
2017年 | 13.5秒 | 21.54秒 | 3cm | スケール50km/h以上 |
2018年 | 8.88秒 | 86.56秒 | 3cm | スケール50km/h以上 |
2019年 | 9.20秒 | 33.44秒 | 3cm | スケール50km/h以上 |
2022年 | 1.86秒 | 2.38秒 | 3cm | スケール50km/h以上 |
2023年 | 4.62秒 | 4.78秒 | 3cm | スケール50km/h以上 |
2015年、2016年は条件が異なるのであまり参考にはできませんが、東京オリンピックで中止された後の2022年以降の結果は低調であることが分かります。(そのおかげで2022年は私のC11が優勝できました)
2018年の蒸機機関車以外の部門の結果は突出しています。(どんな動力なのか興味のあるところです)
蒸機機関車部門であれば20秒を超えられれば良い結果となる可能性が高いと思われます。
2021年10月12日
パワーパック
いつもは市販の可変電源キットを組み立てて、適当な箱に詰めたものをパワーパックとして使用しています。
そのような怪しげなものではなく、まともなものが欲しくて、電気機器の開発会社のパワーパックが販売されていましたので購入してみました。
外観です。 左が今回購入したもの、右が私の作製した怪しげなパワーパックです。 市販のは外部電源としてUSB5Vが使える以外は、私の使用用途としては機能的な差はありません。 仕様として疑問に思ったのは、ショートのLEDが電圧を上げていくと点灯し、ショートの際に消灯することです。 最初、何も繋いでいないのにショートLEDが点灯したのでちょっと驚きました。 放熱用のファンが付いていて大変うるさいです。 小数点以下2桁の電流計が付いていますが、C53を15V全速力で走らせたら、電流表示は0.00Aでした。 テスタで測定すると約15mAでした。 15Vで動輪の回転を止めると0.35Aと表示されました。 こっちの方はテスタでの測定でも約0.35Aなので、電流値が高いとそれなりの表示のようです。 | |
中を開けてみました。 主たる回路は、amazonで売られているこれと同じもののようです。 ファンは無くても大きな放熱器を付けてやれば問題なさそうな気はします。 | |
電源端子が合わないと困るので、とりあえず純正品を購入しました。 電源を日本国内で流通させるにはPSEの認証が必要なので、面倒なのですが、秋月電子のが入っていたのはちょっと驚きでした。 秋月電子での通販の3.2倍の価格でした。 |
2021年02月15日
フォースゲージ
機関車の牽引力や列車の牽引負荷を測定しているフォースゲージのセンサ部分の写真です。
左右に力がかかってもセンサ部分には歪みはほとんど発生しないので計測に影響は出ないはずです。
私の牽引力計測車の場合、写真下のねじ部に棒を取り付け、その先に連結器を固定しています。
そのため、曲線等で横向きの力がかかった場合は、捻れとなってセンサに影響を及ぼすと考えられます。
ただ、右に力がかかった場合と左に力がかかった場合とではねじれの方向が逆になり、センサの歪みも逆になり、力として検出される向きが逆になります。
なので、曲線線路での測定は、右回り、左回りの双方を計測して平均を取れば横向きの力の影響はほぼ相殺できると考えます。
2020年12月19日
牽引力測定車
機関車の牽引力とか付随車の負荷を測る測定器です。
2020年12月06日
びっくりマシン3
びっくりマシンをフルグレックス製やレマコ製のポイントマシンの置き換えができるように回路を組んでみました。
手抜きで、回路図は作らず、立体配線です。
3Vのモータを12Vで動かすために、起動電流の制限抵抗を入れました。
モータの巻き線抵抗は10Ω弱(個体差が結構ある)ですので、起動時の電圧を4/1にするためには合計40Ωになれば良いことになります。
ということで、30Ωの抵抗を直列に入れています。
起動時は電圧が1/4(12V入力で3V)になりますが、動き出すと電流が減るため、もっと高い電圧がモータにかかります。
3V印加時よりも速く回りますが、モータを流れる電流は少ないので、焼けることはないはずです。
ダイオード4個でスイッチに合わせてモータには同極性の電圧がかかるようにしています。
タグ:ポイントマシン
2020年12月01日
びっくりマシン2
びっくりマシン据置Ver.を組み立ててみました。
タグ:ポイントマシン
2020年11月28日
2020年10月19日
ディスプレイ
ディスプレイの調子が悪くなっています。
タグ:ディスプレイ
2020年07月24日
鉄道模型実験室
鉄道模型実験室という本が出版されています。
たまたま、この本の著者のサイトを訪れて、出版されていることを知り、購入しました。
内容的には、このサイトに記載されている事項をまとめたものですが、私の興味と一致するところが多くあります。
私の場合、気が向いたときにあり合わせのもので実験したりしていますが、この方は、本格的に測定器を作って実験し、検証されています。
この本の出版社が「工学社」というのも珍しいと思います。
「工学社」は、主にマイコン関係の書籍を出版している会社で、鉄道模型関連の出版はこの方の著書のみと思います。
実は、私が初めて雑誌に投稿し載せてもらったのは、「工学社」の「月刊I/O」という雑誌なのです。
本格的な記事ではなく、読者の欄のようなところに、ワンボードマイコンの改造記事が載りました。
本屋で立ち読みしていて、似たようなことを書く人がいると思ったら、自分の文章でした。
残念ながら、立ち読みだけで購入しなかったので、記念すべき私の投稿第一号の本は持っていません。
2019年10月17日
地車
10月16,17日は、村の秋祭りです。
地車が出ます。
2017年05月27日
2016年02月29日
レールの形状
踏面の傾斜角による牽引力の影響を調べているものの、測定精度が悪くなかなか安定したデータが取れないこと、資材不足や、井門さんからは、ModelsIMONでは踏面傾斜角を0°にすることで、従来以上の牽引力が得られている実績の話があって、これまでの結論と真逆であることから、迷宮入りしかけています。
牽引力の調査ではとりあえずフランジ部分の形状はあえて無視していましたが、今度はトレーラ側でできるだけ軽く回る輪軸を作ろうと踏面全体の形状を検討しています。
まず、フィレットの半径を決めるにはそれと対になるレールの形状を把握しておく必要がありますので、調べてみました。
図は、いくつかのレールの断面を写真に撮り、CADにて上部の曲線半径を求めたものです。
できるだけレール正面から撮影するため、2枚に分けて撮影したものを重ねてあります。
おおむね、R0.1〜R0.15位でした。(NMRAのRP-15.1では70番、55番は約R0.1、83番は約R0.13となっています。但しインチで表記されています)
PECOのレールは肩Rが大きいというイメージだったのですが、HOm用のものはそれほど大きくはないようです。(PECOのは、レールの番数毎でかなり違うようです)
右の2つのレールはsteel製で、左の3本は洋白ですが、写真でも色味の違いが分かります。
タグ:レール 線路 鉄 洋白
2016年02月14日
踏面傾斜角と牽引力
作りかけのC11を分解した時、第2動輪のロッドピンが折れてしまって。動輪に残ったロッドピンのねじを取り外そうとしたら失敗して、動輪のねじ部を潰してしまいました。
ModelsIMON五反田工房に相談したところ、今回だけということで、補修用の第2動輪を販売していただけました。
元の第2動輪は、ロッドを繋ぐことはできませんが、単独でなら回すことが可能です。
そこで、元の第2動輪の踏面を削り、踏面傾斜角を付けました。
踏面が曲線的に変化する形状にしたため、傾斜角が何度というのははっきりしません。(計算上は10°前後になっているはずです)
C11の第2動輪を動輪を取り替えて牽引力を測定しました。
なお、第1、第3動輪はロッド連動させず、フリーとなっており、モータで回転するのは第2動輪のみです。
また、若干補重し、機関車の総重量は約300gですが、第2動輪にかかる荷重は1/3の100g程度と推定されます。
電圧を0Vから12.6Vへ徐々に上げています。(手で操作しているので、均一な電圧変化ではありません)
モータが強力なためか、1V以下でスリップし始めています。
グラフの通り、踏面傾斜角が0°よりも角度を付けた方の牽引力が大きいということが判ります。
電圧が上がるに従って牽引力が上がっているので、動輪の回転数が大きいほど牽引力が大きくなると言えるでしょう。
タグ:牽引力 輪軸 車輪 踏面
2016年01月31日
踏面角と牽引力4
なぜか数値の絶対値が以前よりも小さくなっています。(温度や湿度が関係するのでしょうか)
相対的な傾向としては、最初に作成した踏面傾斜角9°の輪軸(9°-1)は突出して大きな値になっていますが、今回作成した踏面傾斜角9°の輪軸(9°-2)は、他と変わらない値です。12°のものも値は特に大きくありません。
前回も今回も同じバイトで、同じように削っているのですが、結果の違いは何なのか分かりません。
ただ、削る角度を測定するのにプロトラクタを使用しているのですが、目盛りが2°単位なので、1°未満の誤差はかなりあるかもしれません。
9°前後に特異点があるのか、もっと詳細にいくつもの踏面傾斜角のものを作成し、測定したいところですが、輪軸の在庫が尽きてしまいました。
タグ:牽引力 輪軸 車輪 踏面
2016年01月27日
タイヤ材質による摩擦負荷の違い
2016年01月25日
タイヤ材質による摩擦負荷の違い
これまで輪軸のタイヤは真鍮製のもので摩擦負荷を測定していましたが、タイヤを鋼にしたものを作成し、摩擦負荷を比較してみました。
どちらも踏面傾斜角は0°です。真鍮の方も改めてデータを取り直しています。
鋼のタイヤの方がわずかですが摩擦負荷が高いようです。
レールは洋白製ですので、洋白タイヤでも測定しておくべきかもしれません。
右が真鍮、中央が鋼、左が洋白です。
洋白は、鋼と比べると白っぽいのが判りますでしょうか。
左のは、踏面形状がちょっと変な形をしていますが、現在検討中のものです。
タグ:牽引力 輪軸 車輪 踏面
2016年01月21日
踏面角と牽引力3
結果は、踏面角9°が突出して負荷が大きく、それ以外はほぼ同じという結果が出ました。
手で押した感触でも9°は負荷が大きいことが分かりました。
踏面角9°だけが負荷が大きい理由がよくわかりません。
たまたま、9°のがうまく削れたのか、良い条件が揃ったのかを確かめる必要があります。
もう1セット、9°の輪軸を作成するのと、さらに踏面角の大きい12°を作ってみて再試験することを検討中です。
あるいは、輪軸固定で引っ張り負荷を測定するのではなく、早く動力車と動輪を確保し、牽引力として測定すべきなのかもしれません。
タグ:牽引力 輪軸 車輪 踏面
2016年01月12日
静的摩擦係数
静的摩擦係数の測定で測定値のばらつきが大きくて一旦あきらめたのですが、気を取り直してもう一度測定してみました。
傾きは、iPhone5sに角度測定の無料ソフトを入れて計測しています。
測定値(傾き%=静的摩擦係数)は、23,25.2,29.4,30.1,29.5,31.6,30.5,29.5,29.1,32.5,26.4,27.9,322.2,30.0,30.9 (平均で29.2)でした。
最初の2回測定後、レールを磨きました。レールを磨いてピカピカにすると摩擦係数が向上するようです。
また、約30%という値は驚きでした。昨日のレールをピカピカにして引っ張った時の(動的)摩擦係数も約28%でした。
これまで、機関車の牽引力を測定した時の摩擦係数が18〜20%でしたから、レールの状態も大きく影響するようです。
摩擦について解説されたものを読むと、静的摩擦>動的摩擦 と書かれています。
しかし、静的摩擦係数の測定でも、動き始めてもすぐ止まりますし、機関車の牽引力測定でも、電圧を上げていって空転しだした瞬間に牽引力が落ちるかというと、そうでもありませんので、洋白のレールで、洋白ないしは真鍮のタイヤでは、静的摩擦≒動的摩擦のように思えます。