2023年07月20日

EF53(4)

とりあえず、EF53の組立がほぼ終わったので、走らせてみました。
簡易的に牽引力も測定してみたところ、約77gfでした。
車両の重量は440gでしたので、車重の約17.5%の牽引力があるということになり、平均的な数値だと思います。
以前に運転会で、EF13を持って来られた方がいて牽引力を測定したところ、車重の割に牽引力がかなり小さかったので、この手の機関車は牽引力が出ないのか懸念していました。
EF53組立.jpgパンタグラフはModelsIMON製のPS14を使用しています。
 
低速走行の試験です。
C11と比べると低い電圧で走ります。
映像は0.63V程度で走っていますが、0.6V以下になると、たまに停止する事があります。(集電不良かもしれません)
タグ:測定 摩擦
posted by よしひろ at 15:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 車輛製作

2023年07月12日

EF53(3)

EF53の第3動輪を押える仕組みを双方の台車に取り付けました。
実際にうまく稼働するかどうかは全体が組み上がってから走らせてみないと分かりません。
第3動輪押左右.jpg双方の台車に第3動輪を押える仕組みを取り付けると、ウェイトを付けて抑えないと、第1動輪が浮き上がってしまいました。
第3動輪押拡大.jpg
第3動輪を押える仕組みはこのようになっています。
左右にばねを取り付けて、玉軸受けを付けた金具を床板に押さえつける仕組みとなっています。
玉軸受けは、内輪と外輪ができるだけ平行を保てるように2個並べてあります。
玉軸受けの大きさは、外径3mm、内径1mmです。
タグ:輪軸
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2023年07月11日

EF53(2)

EF53製作の続きです。
このキットの動輪は3軸固定で、イコライザ等は入っていません。
第1,2動輪間に枕梁があり、機関車の荷重はここから伝わるのですが、中央の第3動輪にはほとんど荷重がかからない構造になっています。
模型の場合、軸重制限はないので各動輪に荷重が分散している必要は無いのですが、せっかく第3動輪もモータで回るようになっているので、仕事をするようにしたいと思いました。
そこで、台車の端をばねで押えるような仕組みを作りかけています。
第3動輪押.jpg
まだ製作途中のため片側だけですが、ばねで床板を押えて台車に荷重をかけるようにしています。
台車の回転への影響を考慮し、床に当たるところは玉軸受けを付けてあります。
第3動輪押金具切断中.jpg
今回作製した金具を糸鋸で切りました。
できるだけ罫書き線の近くで切ろうとしているのですが、なかなか真っ直ぐに切れないこともあり、綺麗には切れていません。
第3動輪押金具仕上.jpg
やすりをかけて修正しています。
拡大して見ると、罫書き線も微妙に曲がっていますし、やすりをかけた後でも微妙に歪んでいます。
ここらあたりが私の腕の限界です。
第3動輪押金具曲げ.jpg
切り出した金具の玉軸受けを取り付ける部分を曲げました。
これも、よく見ると穴の中心が少しずれていますし、曲げたところが斜めになってしまっています。
外から見せる部分でもないので、機能が実現できればそれで良しとします。
posted by よしひろ at 01:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 車輛製作

2023年07月08日

EF53

1/87 12mmゲージのEF53電気機関車キットを組立中です。
ほぼ素組みです。
とりあえず、下回りはほぼ組み上がりました。
EF53下回.jpg
ほぼ素組みですが、モータはmaxonのDCX12Sに変更してあります。
とりあえず、黒く塗装を行いました。
標識灯受.jpg
標識灯はデッキに取り付けるため、標識灯受けを作製しました。
最近はエッチングやロストワックスで部品を作ることが多いのですが、今回は4個だけのため、0.25mmの洋白板の端材から切り出しました。
拡大して見ると、切断部分が罫書き線からずれていますね。
トップガード.jpg
今回の黒色塗装はトビカ トップガードを使用しました。
通常のは缶スプレーなのですが、エアブラシで塗装するため、原液を調達しました。
缶スプレーの原液なので結構シャバシャバですが、2倍に薄めて塗装を行いました。
もう少し薄めてもよかったような気がします。
トビカ トップガードは食いつきが良いということなので、プライマ等の下塗りは行っていません。
posted by よしひろ at 14:39| Comment(3) | TrackBack(0) | 車輛製作

16番ポイントキット

16.5mmゲージの16番の分岐器のキットが販売されていましたので購入してみました。
※16番というのは分岐器の分岐角を示すもので、日本型の1/80 16.5mmゲージ等を示す「16番ゲージ」のことではありません。
16番ポイントキット.jpg
写真下の線路は大きさの比較のために置いた篠原の6番ダブルクロスです。
キットは、レールと枕木のみです。
かなり大きいのが分かると思います。
16番分岐器図.png
組立説明書等は付いていないのですが、後で送られてきた図面です。
タグ:分岐器
posted by よしひろ at 10:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 線路

2023年06月04日

新京阪P6vs超特急燕

かつて山崎付近で新京阪P6が超特急燕を抜いたという逸話があります。
それに似たようなことを模型でやってみました。

C53の牽く超特急燕の後にはC11が付いていますが、こちらは山科あたりで補機が連結されていたのを模しています。
列車の前後に機関車を連結して運転に支障がないかを確認しました。
補機のC11が少し速いため、列車を押した状態で走っていますが、特に問題はなさそうです。
posted by よしひろ at 21:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 運転会

低速走行3

運転会でも機関車の低速走行を試してみました。
 
レイアウトでC11を低速走行させてみました。
家でIMONの組線路で走らせた時よりも少し速いように思われます。
映像を見るまで気がつかなかったのですが、先輪や従輪が回っていませんね。
 
 C53に客車11輛を牽引させてできるだけ低速で走行させてみました。
電圧は3V弱で牽引しだします。
時々スリップしているように見えるのは気のせいでしょうか。
もう少しゆっくり走らせたいのですが、もっと集電を良くしないといけないのかもしれません。
posted by よしひろ at 21:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 蒸気機関車製作

運転会

所属クラブの運転会が2023年6月3,4日にありました。
一応25周年ということでの記念運転会です。
車輛集合.jpg記念写真撮影で、できる限りヤードに車輛を並べました。
競作.jpg今年の競作課題が電車ということで雛壇に電車を並べました。
  列車の走行風景です。
posted by よしひろ at 20:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 運転会

2023年05月18日

失敗

C11の窓ガラスやナンバープレートの取付を行っていたら半田付け部分が外れてしまいました。
塗装前には荒っぽく扱っても何ともなかったのですが、塗装後に取れてしまうのは困ったものです。
綺麗に補修できず、完成したばかりなのに汚くなってしまいました。(ウェザリングの綺麗な汚しとはまた別物)
デフ補修.jpg
デフレクタの下の部分の半田が外れました。
イモ付けなので弱いのは気になっていたのですが特に補強はしていませんでした。
接着では弱いと思いましたので、塗装をしたところに半田付けしました。
エアブラシでこの狭い範囲だけを吹き付け塗装する自信がなかったので、筆塗りです。
ちょっと汚いですね。
縦樋補修.jpg
こちらは屋根の雨樋と縦樋(手摺)の接合部が外れました。
これは塗装前にも外れたので多めに半田を付けたつもりだったのですが、取れてしまいました。
こちらも塗装の上から半田付けしました。
こちらも補修部の塗装は筆塗りです。
汚いですね。
posted by よしひろ at 10:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 蒸気機関車製作

2023年05月17日

モータ

C53の動力源としてmaxonのRE16というコアレスモータを使用しているのですが、もうちょっとトルクのあるモータにしたいなということで、少し調べてみました。
結局、色々と問題があって、より良いモータを選択することができませんでした。
 Φ16モータ特性.png
使用できそうなΦ16近辺で長さの短いモータの特性です。
回転数を縦軸、トルクを横軸としたグラフ(S-T曲線)です。
一般的にこの曲線(直線)がなだらかに寝ている方が特性(トルクが変っても回転数の変化が少ない)の優れたモータと評価されます。
無負荷回転数や起動トルクは巻き線の太さや巻き数を変えれば調整できるのですが、この傾きは巻き線仕様ではほぼ変りません。
1:23の減速比の歯車を使う関係上、無負荷回転数が8000〜7000rpm程度のものを使いたいと考えています。
このグラフを見るとミネベアのSE15が最も優秀ということになります。
ただ、これはコア付モータでコギングがあるため動輪側からモータを回しづらく、今回の要件では使えないということになりました。
次に優秀なのは、maxonのDCX16です。ちょっと無負荷回転数が低く、長さも少し長くて使いつらいのです。
次の候補がPortescapの16DCTです。
長さがあと1〜2mm短いと良いのですが、特性的には良さそうです。
IMONの1616S2は短いのが良いのですが、無負荷回転数が高すぎ、トルクに対する回転数変化もそんなに良くありません。
Φ16モータ.jpg
モータの形状比較です。
右端が現在使用中のmaxon RE16です。
その左がmaxon DC-max16
左から2番目がmaxon DC-X16
左端がPortescap 16DCT
です。
PortescapのがMadein INDIAと書かれていてちょっと驚きました。
RE16と比べると他は少々長いです。
 Φ16モータ漏れ磁束.jpg
 Portescap 16DCTに鉄製のものがよくくっつくので、モータの上にマグネットビューアを置いてみました。
磁束があるとマグネットビューアは黒くなります。
maxon DC-X16やDC-max16も多少黒くなりますが、Portescap 16DCTが一番はっきりと黒くなっています。
右端のmaxon RE16も黒く見えますがモータ自体の黒色が写っているだけで、漏れ磁束はほとんどありません。
 ESCAPΦ16モータ漏れ磁束.jpg
 Portescap 16DCTに輪軸を近付けると、鉄の車軸がくっついてしまいます。
車輪の重量よりも強い力でくっついてしまいます。
KATOのスロットレスモータもそうでしたが、モータに強力な磁石が入っていて、本来なら磁気回路を構成するはずの外ヨーク(外側の鉄板)が薄すぎて大きな磁束漏れが発生しているようです。
最近のモータの傾向なのでしょうか。
ただ、こんなに派手に磁束が漏れていると、小さな鉄部品がくっついてきてしまい、問題が起こりそうで、怖くて使えません。
タグ:モータ
posted by よしひろ at 13:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 蒸気機関車製作